モンゴル出身の横綱
白鵬(25)(宮城野部屋)が、
東前頭筆頭の
稀勢の里(24)(鳴戸部屋)の寄りに破れ、
連勝が63で止まってしまった。
63連勝は歴代2位となる。
最多連勝は、双葉山が記録保持者で
69連勝。
敗戦の原因について、
白鵬は、、「勝ちに行ってしまった」・・・と述懐しています。
自然体を忘れ、
69という記録の壁を超えることを意識しすぎてしまい、
無心の境地を貫くことができなかったようです。
ちなみに、双葉山でさえ
連勝が止まったときに、
「いまだ木鶏(もっけい)たり得ず」と
無心を貫くことの
難しさを嘆いたそうだ。。。
*木鶏(もっけい)とは・・・
木鶏とは、
荘子の中の話。
昔、中国で闘鶏名人が、王様のために闘鶏を養っていました。
彼はあるとき、すごい闘鶏を手に入れます。
王様が10日ほど経って「どうだ、もう闘わせてもいいか?」と訊ねると
「まだ、空威張りして闘争心があるからダメです」と答えます。
もう10日ほど経って「どうだ、もう闘わせてもいいか?」と訊ねると、依然として
「まだ、他の闘鶏の声や姿を見ただけでいきり立つからダメです」と答えます。
さらに10日ほど経っても、同様に
「まだ、目を吊り上げて威張っているからダメです」と答えます。
そしてさらに10日経ったときに、王様が訊ねると、
「もうそろそろOKです。その闘鶏が鳴いていても顔色も変えず、
まるで木彫りの鶏のようで完全に闘鶏として仕上がったようです。
実際に闘わせても、他の闘鶏は闘わずして逃げてしまいます。」
褒められても、けなされても、態度が変わらない。無心の境地。
もし、横綱も木鶏のように、
泰然自若で無心な境地でいつづけることができるならば、
勝負に負けるようなことはなかったにちがいありません。