Dr.Spaのe症例カンファレンス：
アンチエイジング治療をメインとしたドクタースパ・クリニック院長ドクタースパが、自身がOpeした各症例について解説致します。 
【男性に行うフェイスリフト手術について】
今回は４０代男性で、法令線を中心とする口周りのたるみ感を気にして、その修正のためにフェイスリフト手術を受けられた方の検討をいたします。
施術前
【現状の不満と改善方法について】
患者様が不満に思っている点：
まだ４０代になったばかりの患者様ですが、美容関連のお仕事をしている関係もあって、美意識も高く、とにかく法令線が目立ってきて、ブヨブヨする感じがするのが耐えられないということで、当院にご相談に来られました。顔筋の体操をしたり、プラセンタを摂取したりと色々とご自分で試され多少の効果は感じていたようですが、もっとはっきりとした効果が出る方法を探していたようです。その結果、やはり切って引っ張るしかないだろうということでフェイスリフトを考えているとのことでした。フェイスリフトの利点と欠点をお話ししましたが、来院時にはもう手術を受ける気持ちが強かったこともあり、数日後に手術を行うことになりました。
改善方法について：
通常のフェイスリフト
で特に、法令線の部分の引き上げをしっかり行うような計画でデザインを行っています。切開線は耳の付け根に置き頭皮内まで、耳の裏も少し切り上げることにしました。また、顔の輪郭に左右差が顕著にありましたので、フェイスリフトの際になるべく左右差を軽減するように引き上げの具合を調節することにしました。
手術は予定通り行われ、夕方には帰宅していただきました。
お帰りになるときのカッコウですが、こんな感じになりました。
施術後１日（手術翌日）
【手術経過と所見について】
フェイスリフト手術の翌日の状態を正面と斜めから見た状態です。顔全体が真ん丸に腫れ、特に目の周囲の腫れが目立ちます。内出血も出てしまったため、さらに異様な感じがします。首のところはスポンジを貼っていたところはそれ程ではないのですが、それよりもさらに下の部分に内出血がハッキリ出ています。ただし、これらは時間とともに吸収し消えていきます。
施術後 ４日目
【手術経過と所見について】
術後４日目の状態です。右目も開くようになってきてはいますが、少し内出血の跡が残っています。
まだまだ、パンパンな感じで、目の周りに黄色味が強く出て、顎の下は脂肪吸引の影響による青あざが少し残っています。耳の前の凸凹ゴツゴツ感は少しずつ和らいできています。
この方は、仕事の関係でどうしても早目の抜糸を希望されていましたので、本日全抜糸しました。よく癒合していました。
施術後 10日目 
【手術経過と所見について】
手術後10日目の状態です。
内出血の跡はほとんどなくなっています。全体の腫れもかなり落ち着いてきて、普通に仕事をされているようです。
施術後 1か月目
【手術経過と所見について】
手術後1か月目で経過を見せにいらしていただきました。
内出血の跡も完全に消え、ご本人は頬が上がって、法令線も目立たなくなり、周りから若返ったといわれるとのことでした。まだわずかに全体的な腫れが残っており、これが3か月目にはもっと締まってくると思われました。
施術後３か月 
【手術経過と所見について】
手術から３か月が経過しました。ほとんど完成の状態に近づいてきています。
この時期の傷跡をしまします。
少し赤みがあり切開位置がわかりますが、この時点でも、それほど目立つことはありません。耳の後ろは少し凸凹感が残っていますがこれも段々平らになってきます。
男性のモニターさんは珍しいのですが、参考にしていただけたでしょうか。特に女性の場合となんら変わったことはありませんが、男性の場合髪が短い方が多く、その点で傷跡を最初のうち隠しにくいというハンデがある場合が多いです。もし可能であれば手術前に髪を少し伸ばしていただき耳の周囲が髪で隠れてくれると、手術直後の傷を隠すのに便利です。
最後に手術前と手術後の比較です。
顎のライン、口周りが大分スッキリしています。正面から見たときの左右差も大分軽減されていると思います。
フェイスリフト について詳しくはこちらご覧になってください。
http://spacli.com/category/facelift/lowerfacelift/
今回もドクタースパのe症例カンファレンスをご覧いただきありがとうございました。
「10年後も変わらないフェイスライン」を目指して。
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