日本人の数学者はすごいんですね。
あの渋川春海の策略とは？ 捏造された関孝和伝説とは？ 知られざる「実像」に迫る！ 鎖国下の江戸時代、日本独自の数学文化が華ひらく。なぜ男たちは和算に人生を賭けたのか。いかにして世界に先駆ける研究成果を生み出したのか。吉田光由、渋川春海、関孝和、建部賢弘、有馬頼 、会田安明、山口和、小野友五郎……個性豊かな８人の天才たちの生涯から、江戸流イノベーションの謎に迫る歴史ノンフィクション。
吉田光由
江戸時代のベストセラー 塵劫記 東海道中膝栗毛にも登場する。海賊版がたくさん出るほど売れたようです。
渋川春海
天地明察の主人公 太陽太陰暦を完成させた。
関孝和
「算聖」と呼ばれた人物 和算界のスーパースター 行列式やベルヌーイ数まで発見
建部賢弘
円周率の謎を解いた男 円周率自乗の公式を発見 １７７３年オイラーが発見 １５年も早くこの公式を発見している
有馬頼
大名にして数学者
会田安明
精要算法の間違いを指摘した改精算法を出版
山口和
遊暦算家
小野友五郎
和算と西洋数学のはざまで