10年前。
私のお腹に娘がやって来てくれて、
もうすぐ産まれる~と、いうある日。
主人の孝一郎が
「オレ、ブラジリアン柔術したいん
だけど、練習行ってもいい?」
と聞いて来た。
格闘技は嫌いじゃなかったし、
小学生の時はプロレスも見ていて、
スタン・ハンセンが好きやった。
だから、ブラジリアン柔術って
ヒクソンのやってるやつやんなーと
いう事くらいは、分かった。
でも正直、その時は…
初めての出産を控えていて、
夜に家を空けられるのが
すごく不安だった。
でも、主人がしたいという事に
それだけの理由で反対も出来ず。。。
しかし、内心は「なんで今やねん」
とシブシブ送り出していた。
臨月に入り、前駆陣痛というのが
始まると、ますます夜1人になるのが
怖くて、
「ブラジリアン柔術ってなんやねん!
臨月の嫁より大事なもんか!」
と悪態をついていた。
そんな私の気持ちも知らず、
練習に行った日の主人は
めっちゃ嬉しそうに帰って来る。
で、普段は口数少ないのに
めっちゃ喋る。
「スパイダーガードが…」とか
「下からのサンカクが~」とか
嬉しそうに色々喋る。
挙げ句の果てに、
「ちょっと、こうしてみて」
とか言いながら、臨月の嫁に
チョークかける![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
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「ホンマにブラジリアン柔術って
なんやねん!」
と、私は全然面白くなかった。
でも、無事に娘が産まれてくれて
私の心にも少し余裕が出来て、
道場のお友達の名前も覚え始め…
不本意ながら技の名前も覚え…
DVDも観ちゃったりして…
少しずつ、興味が湧いて来た。
そして、娘を連れて練習について
行くようになって来ると
「わー!三島☆ド根性ノ助!」
「宇原さん!ウパイダーの!」
…結構、楽しくなって来た![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
そして、主人も紫帯になり
プロ柔術という、素晴らしい舞台
にも立たせていただき、
総合格闘技道場コブラ会の皆さんや
NR柔術、他の道場の方々との
交流も出来る様になり、今では
「ブラジリアン柔術ってなんやねん」
にも、少しは答えられる
嫁になりました。
飲み会も楽しい!