抹茶は粉末状になっているのに、湯を注いだだけでは
混ざりません。それは、どうしてかご存じでしょうか?
それは、抹茶の粉が数ミクロンという微粒子だからなのだそうです。抹茶をまぜるためには、茶せんを用いての攪拌をしますが、
濃茶は「練る」、薄茶は「点てる」と呼ばれています。
~濃茶~
多めの抹茶を少量の湯で練るため、香味が強く、
旨味の強い抹茶が使われます。
主要な成分は、アミノ酸類(特に、茶葉特有の旨味成分のテアニン)、
カフェイン(さわやかな苦み)、カテキン類(渋み)です。
濃茶用には、テアニンが豊富で、カテキンが少ない抹茶が使われます。

ところで、濃茶は一度に適量の湯を注がずに、少量の湯で練った後、もう一度湯を注いで伸ばします。
これは、少量の湯の中に旨味成分を十分に引き出しきった後で、
飲みやすい濃さに調整するためなのだそう。
一人分は、茶杓で山盛り3杓×人数分湯(摂氏90度)の量は一人が3口半程度で飲める量
摂氏90度くらいの湯を注ぎ練り始め、飲みごろは、60度前後
~薄茶~
少量の抹茶に多めの湯を注ぎ、強く攪拌して、表面に
きめ細かな泡をたてて飲みます。これは、茶葉に
泡をたてやすくするサポニンと、
泡を安定させる水溶性ペクチンなどの成分が含まれているからです。
ちなみに、表千家では、あまり泡をたてないようですが、
同じ抹茶を使って、薄茶を点てた場合、
泡の細かい方がまろやかに感じます。
これは、泡のなかに、タンニンが封じ込められて、茶の液に
旨味が多く残るからだと言われています。
一人分 茶杓で山盛り1杓半。湯(摂氏80度くらい)60ml
私は、濃茶ですと小山園の神楽円や天王山。薄茶ですと、式部の昔や小倉山を使うことが多いのですが、味を知るためにも
ときどきは、その他の抹茶も使ってみたいな、と思っています。


