先日行われたスペインGPでは、ヨーロッパ開幕戦ということもあり、
ほとんどのチームが大幅なアップデートをマシンに施して臨んだ。
そこに持ち込まれた他チームの技術に注目する人たちもいるようだ。
特徴的な穴あきノーズを持ち込んだのはフェラーリだ。
穴あきノーズは、上面の穴にばかり目が行ってしまうが、実は下面にも空気取り入れ用の穴があいている。
斜め上方から覗き込めば、なんと地面が見えてしまう構造だ!
そんな新ノーズの狙いは、ズバリ、フロントのダウンフォース向上。
すなわち、走行中にノーズ下部から上部へ空気を抜くことで、
ノーズ下部の負圧を高める効果を期待しているようだ。
このノーズが全てではないだろうが、フェラーリはスペインGPで完璧とも言える1-2フィニッシュを飾っている。
そして、そのノーズに関心があるのはBMWザウバー。
テクニカルディレクターのウィリー・ランプは、
「他のところのマシンにも試されるだろうと思っているので、われわれも見てみるつもりだ。」
と語り、ヒンウィルの風洞での確認準備を進めているようだ。
そして、注目すべきは、ランプの”他のところのマシンにも試されるだろうと思っている”という発言。
事実かどうかはさておき、少なくともランプはこの革新的なノーズが、
F1の新たなトレンドになるポテンシャルを持っていると考えているようだ。
シーズン前から、噂は流れつつも実戦投入されずに、フェラーリが熟成を重ねてきたノーズ。
その成果の一端がバルセロナで垣間見れたことで、他チームも動き始めたということか。
このノーズを巡る次の展開(進化型の登場など)が気になるところだ。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!