昨年の最終戦でグランプリデビューを果たし、
今シーズンから自身初のレギュラーシートをウィリアムズで射止めた中嶋一貴。
日本人初の2世ドライバーとしても注目が集まる彼。
その起用の裏には、チームにエンジンを供給するトヨタの存在があったことが明らかになった。
「確かに、トヨタのサポートが決定に影響を与えたが、それはわずかにすぎない。彼がわれわれと一緒にやっていくのに十分優れた人材だと思っていないなら、誰が彼を推薦しようとも、われわれが契約をかわすことはなかっただろう。」
と、説明するのは、チームの共同オーナーであるパトリック・ヘッド。
しかし、そんなことは口には出さないまでも分かっていた事ではないかと思う。
個人的には”だから?”と問いたくなる内容だ。
彼の父親の中嶋悟はホンダのバックアップがあったから、ロータスからデビューできた。
そして、息子の一貴はトヨタのおかげでグランプリデビューを果たせたわけだ。
若手ドライバーにとって、F1にステップアップするために、
それまでのキャリアの中で、いかにF1関係者にアピールできているかがポイントであり、
それに対して非難される覚えはないと思える。
結局は、世の中にあるチャンスの一つであり、それを生かして彼はデビューしたに過ぎない。
「カズキ(中嶋)はいくつかミスを犯した。だが、彼は同じように多くを学んでいる。彼は素晴らしいポテンシャルを持っているのだ。それが重要な要素だと私は思う。」
とは、同じくヘッドの言葉だ。
これこそが重要な点であると思う。
最初のチャンスを生かして、F1ドライバーとしての地位を確立できるかは、
結局はドライバーの能力に依存することであると考える。
ということで、周りを黙らせるためにも、一貴の進化に期待する。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!