ルノーのフラビオ・ブリアトーレが2ヒートのレースフォーマットを提案するなど、
このところF1におけるエンターテイメント性についての議論が行われることが多い。
レースという観点で言えば、要はオーバーテイクショーをファンに提供しようということだ。
よく言われているリバースグリッドも速いクルマを後方に追いやることで、
オーバーテイクの場面を増やし、かつ、抜かないと上位に進出できない仕掛けにより、
従来ではピットのタイミングまでポジションキープだった場面も、
積極的に抜きに行くように変えようというものだ。
ただ、抜けない理由の一つとして現代のマシンの空力特性がある。
今のマシンは、空力に頼りすぎているためコーナーで前車の真後ろにつくことが出来ない。
前車の起こした空気の乱れにより、自車のフロントの安定性がなくなるためだ。
よって、1周2秒早いマシンでも譲ってもらわないと抜けない状況が生まれる。
そして、FIAがこの状況の打開に乗り出そうとしているようだ。
近年急速に増加したウイングレットやフィンといった空力付加パーツを
禁止にすることを考えているという。
方向性としては、良いアイデアだと思うがどう規制するかは慎重に検討する必要があろう。
ポイントは、何が空力付加パーツかということだ。
例えば、ルノーR27のサイドミラーのステイをどう定義するか?
更にやっかいな例では、チムニーダクトをどう考えるか?
(本来は冷却のために考案されたが、冷却効率がそれほど必要のないサーキットでも
開口部を半分ほど塞ぎながらも、フィンとして機能させている。)
FIAではすでに専門委員会が立ち上がっているようだが、CDGウイング代案も含め、
実効性のある良いアイデアが生まれることを期待する。