ブリヂストンが次戦マレーシアGPに向けて、
新たなオプションタイヤ識別用のマーキングを模索しているようだ。
今季から新たに加えられたタイヤ・レギュレーションは、
観客が容易に”プライム”と”オプション”を識別できるようにしなければいけないというもの。
これは、チャンプカーでの”レッドタイヤ”ルールにならい、
各車がハード、ソフトのどちらのタイヤを履いているかを明確にすることで、
レースをよりエキサイティングなものにしようという試みだ。
開幕戦では、このレギュレーションがあまりにも直前に決まったことによる時間的制約から、
タイヤのウォールに約3cmの白い円のマーキングを施すことで識別させた。
これは、タイヤ交換中は判別できるものの、走り出すと全く判別不可能だった。
そこで、ブリヂストンはより識別が容易な方法をセパン合同テストで試している。
セパンテスト2日目はウィリアムズがテスト用のタイヤを装着した。
それは、前戦で白い円だったものが赤い円へと変更され、
さらにタイヤの外側の溝に白いペイントが追加され走行中での識別を可能としたものだった。
これは、良い案で、確かに客観的に識別できるようになった。
そして、3日目はスーパーアグリがテスト用タイヤを履いたのだが、
これは、前日のウィリアムズの仕様と、また、異なったものだった。
ウォールのマーキングは姿を消し、外側の溝の白いペイントが内側の溝へと移動していた。
このような行為を見る限り、ブリヂストンは最善の策をいまだ模索中なのだろう。
一方で、戦略を読まれることを望まないチーム側の思惑もあるはずで、
このあたりのせめぎあいで、折衷案的に最終案が確定するのかもしれない。