シルバーストーン、厳しい現状 | F1のある暮らし ~夢を実現するブログ

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自分の夢は『F1を日本の文化に定着させること』と『スーパーアグリを復活・発展させること』です。 その夢の実現のため、日々実践し、そこから得られた気づきをご紹介します。 「そもそもF1の魅力って何?」という事も、読者の皆さんと一緒に考えて行ければと思います!

近年、伝統的なサーキットを外してまで、新たな開拓を続けているF1グランプリ。
来年は、イモラや鈴鹿もその餌食となってしまった。
しかし、その状況は今後も続くかもしれない。
韓国GPやインド、ロシアなど新興国でのグランプリ開催が叫ばれる中、
イギリスやフランスといった伝統のグランプリも開催継続に黄色信号が点灯している。
このような状況の中、バーニー・エクレストンは、
シルバーストーンでのイギリスGPとマニクールでのフランスGPを隔年開催する
という案を提案した。
一説によると、マニクールのオーガナイザーは財政的に毎年開催が厳しいことから、
この案を受け入れることに前向きなようだが、
BRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)は同案を拒否したという。
「バーニーの提案の詳細を調べたが、レースの将来について、F1界および地域社会に間違ったメッセージを送ってしまっているのだと思う」
と語るBRDCのロルト会長。
しかし、2009年までの開催権を勝ち取るためにサーキットの改修工事を予定しており、
その費用を回収する必要があるというのが本音のようだ。
一方で、
「2009年以降(の再契約)についても安心できない。私たちには、改修工事に必要な資金を捻出できそうにないという懸念がある。また、F1を開催するために支払うべきお金についても、支払えるかどうか何とも言えない」
と、厳し過ぎる現状を暴露している。
F1グランプリ発祥の地も先行きは不透明なようだ。