2006年に6年間所属したフェラーリからホンダに移籍したバリチェロ。
グランプリ9勝の実績を引提げて移籍してきたものの、
2006年シーズンは彼にとって厳しいシーズンとなってしまった。
結果を見れば、優勝を含む3回のポディウムを獲得したチームメイトのバトンに対し、
バリチェロは表彰台はなく、モナコとハンガリーの4位が最高位だ。
チャンピオンシップポイントを見ても、バトンに6ポイント差をつけられた。
このような結果に対して、バリチェロにも言い分があるようだ。
シーズン開幕当初、ブレーキングの不安定さを指摘されていたが、
これはセッティングの自由度の問題から、
ドライビングスタイルをマシンに合わせる必要があったためだと言う。
バリチェロは、チームがドライバーの意見を聞き入れないと現状に苦言を呈し、
「チームはシステムを変えないという姿勢だったが、新加入の分際でテーブルを叩いて、自分の主張を通すわけにいかなかった。でも、今は違う。僕の言うことを聞いてもらうよ」
と、これまでのように、じっと我慢しているわけではないと主張した。
そもそも、彼によれば、ホンダというチームは、
「PR活動に熱心なあまり、肝心なドライビングがおろそかになっていた。」
という。
ようやく第3期F1活動における初勝利を手にした今季のホンダだが、
依然、トップ2チームとの溝は埋まっていない。
このような状況を打破するためにも、
バリチェロの言うようにドライバーの意見を真摯に受け止め、
マシンにフィードバックする必要もあろう。
ドライバーがシャッフルされた来季、継続体制で臨むホンダの真価が問われる。