前戦イタリアGPにおいて、
チャンピオンシップを争うアロンソのマシン上で白煙を上げることとなったルノーRS26。
シーズン終盤でのこのエンジンブローがチームに与えた影響は、
途中であきらめざるを得なかったレースのみならず、
今後のエンジン投入計画にも及ぶという。
ルノーはモンツァを後にしてから、ブローしたスペックのアップデートに取り組んだ。
しかし、最近のテストにおいて、そのエンジンすらもブローしてしまっている。
この状況から、上海で最新スペックを投入するべきか、
前のスペックに戻すべきかで悩んでいるというのだ。
しかも、ライバルのフェラーリが10馬力アップのニューエンジンを投入するという噂が
その迷いに拍車をかけているようだ。
ルノーのエンジンテクニカルディレクターであるロブ・ホワイトは、
最後のぎりぎりまでフランスのベンチでの評価を続けるという。
「データを集めて分析する必要がある。その後、レースに適したエンジンを選ぶことになるだろうね。十分な解決を見ないまま、レースに投入することはできない」
カナダGP以来、勝ち星がないルノーとしては両チャンピオンシップ獲得に向け、
ぎりぎりの開発を迫られている状況であるが、不必要なリスクを取れないこともまた事実だ。
しかし、現在好調のフェラーリにもまた同様のことが言える。
「われわれにもフェラーリにもプレッシャーはある。シーズン終盤になれば、信頼性の問題が浮上してしまうんだ」
というロブ・ホワイトの弁が現状の厳しさを表していると言えよう。