前戦、ハンガリーGPを終えて、
次のトルコGPまで恒例の3週間の休みに入ったF1サーカスだが、
チャンピオンシップ連覇を狙うルノーにとっては関係ない話のようだ。
2006年シーズン開幕後、常にドライバーズ,コンストラクターズの両チャンピオンシップで
首位を走り続けてきたルノーもこのところ急速にその差をフェラーリ勢に詰められつつある。
アロンソが4連勝を飾ったカナダGP終了時点で、
ドライバーズ25ポイント、コンストラクターズ34ポイントもの大差をつけていたものの、
その後わずか3戦でそのポイント差はそれぞれ、11ポイントと10ポイントまで縮まった。
そして、いろいろあったが、
前戦ハンガリーGPを終了して、そのポイント差は10ポイントと7ポイント。
ドライバーズこそ優位を保っているものの、コンストラクターズはもはや射程距離だ。
更に、ルノーにとってはマスダンパー使用禁止(今後に行方はグレーだが)という問題もある。
そんな現状を打破し、シーズン当初の勢いを取り戻すべく、
イギリスのエンストンとフランスのビリー・シャティヨンにある両ファクトリーは
この3週間に関してもフル稼働のようだ。
エンジン,空力ともにアップデートを図ろうとチーム一丸となって取り組んでいるという。
エンジニアリング・ディレクターのパット・シモンズによれば、
「来るトルコには、空力を向上させた強力なパッケージを持ち込む」
と断言している。
得意の空力を駆使して、ディスアドバンテージを跳ね返そうというのだろう。
残された時間は少ないが、ブタペストでアロンソのホイールナットが外れなければ、
悪くとも2位を獲得できていたという前戦でのパフォーマンスの向上が
彼らのモチベーションにつながるのではなかろうか。