ミハエル本人がどう考えているかは分からないが、
周りから見る限り、2006年シーズンは自身の進退をかけたシーズンとなっている。
昨年、インディアナポリスでのみのわずか1勝しか挙げられず、散々なシーズンを送ったが、
今シーズンは息を吹き返し、ここまで2勝を含め、
アロンソに唯一対等なバトルを挑めるドライバー(&マシン)となっている。
そんな中、開幕前にはシーズン中盤にも来季の去就を明確にすると語っていた彼が、
一転、その判断をシーズン終了まで延ばすことを明らかにした。
これにより、フェラーリチームはもちろん、
キミ・ライコネン,フェリペ・マッサ,バレンティーノ・ロッシといった来季のドライバー候補たちは
契約を待たされる格好となった。
(ライコネンだけは既に契約済みとの見方が強いが。)
このような状況をF1で3度のチャンピオンに輝き、ジャガーの代表を務めたこともある
ニキ・ラウダは、「これは危険な兆候」と語っている。
ミハエルがここまで強さを見せながらも決断できないのは、迷っているからだという。
「なぜなら、これは、彼が待つだろうことを示しているからだ。なぜ待とうと思うのか?自分で分からないからだ。心が決まっていないのだから、どちらに転ぶ可能性もある」
ここまでの状況を見る限りでは、いまだに勝利への意欲は強く、
引退するドライバーには見えないが、ミハエル自身が決心する状況にはなっていないようだ。
現状に対し、ジャン・トッドは、
「ミハエルがその気になれば、彼と一緒にモンツァ付近で発表できるかもしれない」
と、控えめながら、彼の早めの決断を願っているようである。