2005年までミナルディを率いてきたポール・ストッダートが
2008年からのF1世界選手権へのエントリ申請を行ったことを明らかにした。
その名も、「ヨーロピアン・ミナルディF1リミテッド」だ。
1985年にジャンカルロ・ミナルディが興したF1チームを2001年に買収し、
昨年売却するまで、自らの私財を投げうってまでチームに情熱を注いできたストッダートらしく、
F1のリスタートは「ミナルディ」で、という訳だ。
しかし、物事はそう単純ではない。
昨年、レッドブルに売却したことで、
イタリアのファエンツァにあった旧ミナルディチームのファクトリーを始め、
昨年型マシンのデザインやスタッフは現在トロ・ロッソの管理下にある。
すなわち、名称は引き継げても、組織は引き継げないということだ。
これに対し、ストッダートは、
自らがオーナーを務めるヨーロピアン航空の
イギリスのレッドベリーにある本拠地でチーム運営を行い、
昨年序盤に使用した2004年型のミナルディのマシン(PS04B)で参戦するとのことだ。
「実現できないかもしれないが、今、私はどうしようもなくF1が恋しいんだ」
と語るストッダートの言葉の重みが伝わってくる行動と言える。
一方、先日GPMAも既にエントリ申請を済ませたことを発表していることから、
2008年のF1エントリ枠は残り1枠と考えられている。
プライベータとしては、プロドライブやART、
また最近その動向を聞かないもののエディ・ジョーダンやロジャー・ペンスキーらも
2008年からの参戦を検討中と伝えられていた。
FIAがGPMA側に揺さぶりをかけるために設けたであろう今月末のタイムリミットに
本来、門戸を広げる対象であるプライベータが行動を急かされる結果となってしまった。
(場合によっては、準備が間に合わないかもしれない。)
結果として、12枠争奪が早い者勝ちとなり、プライベータを締め出すこととなってしまう、
という状況については再考する必要があるのではなかろうか。