先日発表されたエイドリアン・ニューウェイのマクラーレン離脱。
今年ついに達成されなかったコンストラクターズタイトルならびにキミ・ライコネンのワールドチャンピオン奪取に向けこの動きはどう評価すればよいのだろうか。
マクラーレンによれば、以前からニューウェイが小さいチームで働きがっていたことを認識していたとの事だ。
そのため、過去2年間彼のチーム離脱に備え、彼自身がテクニカルチームの建て直しに力を注いできたようだ。
その結果は、今年最後までルノーを苦しめたマシンMP4-20に現れている。
しかし、物事はそう簡単ではないらしい。
テクニカルチームの建て直し作業以前からニューウィが第一線から引き気味であった状況の中、発表されたMP4-18とMP4-19。
これらのマシンはニューウェイのアイデアが尊重されたマシンではなかったようだ。
その結果は、取り扱いが難しく、求めるパフォーマンスを得られなかった。
加えて、その改良のためのアイデアについてもニューウェイの意見が採用されなかったようである。
そして、今年のMP4-20。今年のベストマシンとも言われるこのマシンはというと、彼の考え方が強く反映された結果のようだ。
2006年1月末まではMP4-21の開発に力を注ぐニューウェイであるが、どこまでテクニカルチームの中心として作業ができるか疑問である。
また、上述の結果からニューウェイなきテクニカルチームが華々しい結果を残せたとは言い難い。
レギュレーションが大きく変わる中、デザインチームの頭脳を失うマクラーレン。
今年ダブルタイトル獲得に向けて大きく前進できただけに、この動きは痛恨といわざるを得ない。
逆に言えば、建て直しを完了したテクニカルチームの真価が問われる2006年シーズンとなろう。
様々な憶測の飛び交うキミ・ライコネンを留めて置くためにも、これまで以上に結果が重要な1年となる。