今年ドライバーズ,コンストラクターズ両チャンピオンシップで首位を走るルノー、
ドライバーズのタイトル獲得は時間の問題の感はあるが、
コンストラクターズではこのところマクラーレンの猛追を受けており、その行方が分からない状態である。
しかし、コストパフォーマンスチャンピオンシップでは既にチャンピオン確定かもしれない。
今年のルノーは、スピードもさるものの、信頼性の高さで勝負している感がある。
「速くて壊れるマクラーレン」VS「それなりの速さで絶対壊れないルノー」
マクラーレンが壊れれば、必ずそのポイントを奪取できるルノーの強さはどこからくるのだろう。
通常、マシンを良くするためにはテストを実施し、問題の把握と解決を行っていく。
それは、テスト制限がある今日においても不変である。
(机上確認の重要性も増しているが。)
すなわち、基本的にはテストを多く実施したチームがチャンピオンに近付くはずである。
さて、ルノーの昨年11月からのテスト日数はと言うと60日間実施しており、
これはフェラーリ,トヨタ,マクラーレン,BARホンダ,ウィリアムズに次ぐ6番目とのことである。
広角Vバンクエンジンを使っていたときから、
常に他とは違うアプローチながらも成果を残し続けてきたルノーであるが、
ここにきて、カネをかけずにチャンピオンになる方法を模索しているのであろうか。
このコストパフォーマンスを見せつけられては、カルロス・ゴーンもNOとは言えない?