中国GPは多数のオーバーテイクが見られ、
ハラハラ、ドキドキの展開を見せてくれました。
オーバーテイクの増加はDRSとピレリタイヤに依るところ大ですが、
ハラハラドキドキ感はほぼピレリのお陰でしょう。
各チームがデグラデーションを読み切れず、恐る恐るタイヤを使い、
結果、突如ドロップダウンしたマシンが後続に抜かれる、
そんな先の読めない展開でした。
事実、ラスト5周でルイス・ハミルトンが
セバスチャン・ベッテルを交わして優勝を手にした訳ですしね。
そのピレリはシーズン前のテストから、グリップ、摩耗、
果てはマーブルに至るまで様々な批判を受けながら戦ってきました。
そんなピレリに対し、セパンと上海でのレース展開を受けて、
戦略的な展開に貢献したと、遂に賞賛が送られているようです。
確かに、今は
タイヤのリスクマネジメントがレースの重要な部分を占める気がします。
ところで、開幕前からピレリに賞賛を送っていた人物がいます。
ブリヂストン、タイヤ開発第2本部フェローの浜島裕英さんです。
先日の自動車技術会シンポジウムの場でお伺いしたのですが、
昨年の6月末にピレリが正式にタイヤサプライヤーに決定し、
F1タイヤ製作用の機材が搬入されたのは10月。
しかも、機械が入ったからホイホイ製作できる訳ではなく、
そのマシンでのゴムのコントロールを習熟して初めて
真っ当な製品ができるそうです。
そんな苦労を乗り越えて、
年明け早々の公式合同テストに全チーム用のタイヤを供給することは
並大抵の苦労ではないそうです。
ということで、F1クオリティのタイヤを供給できているというだけで
賞賛に値すると考えられていました。
そう考えると、まだまだ問題の多いピレリタイヤですが、
温かい目で見守ってあげたくなりますよね!
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