秦国統一編【1巻 - 40巻】


王都奪還編【1巻 - 5巻】
王弟反乱 - 嬴政との邂逅(1巻 - 5巻)
紀元前245年、中華最西の国・秦に信と漂という戦災孤児で下僕の少年がいた。

2人はそこから抜け出し「天下の大将軍」を目指す為に、日々修行に明け暮れていた。

そんな中、漂は秦大臣・昌文君に見出だされ仕官を果たす。だが1ヶ月後、漂が深手を負った状態で信の元に戻り、信に地図と大将軍の夢を託し命を落とす。
地図に書かれた場所に向かった信は、その先で秦王・嬴政と出会う。

政は王弟・成蟜と秦左丞相・竭氏の反乱により玉座を追われるも、昌文君と仕官後に影武者となった漂の手により逃げ延びる。

だが漂は刺客により重傷を負い、その刺客が追ってくるも信が討ち取る。

そして追手の包囲から河了貂の手引きで逃がれ、追撃をかわしながら昌文君らと合流する。

そして玉座の奪還を狙う一行は山の民の助力を求め、政は山の王・楊端和と会談する。

政はその中で「王の道」を説き説得に成功、助力を獲得した政達はついに成蟜と竭氏のいる秦王都・咸陽へと向かう。
政達は王宮内に潜入、城門を破り広場へ突入する。そして政・楊端和らが広場の敵軍を食い止め、その隙に別動隊が成蟜、竭氏のいる本殿へと通じる回廊を進む。

そして信は待ち構えていた左慈を昌文君副官・壁の援護もあって討ち取り、本殿に到達する。

そこへ化猿・ランカイが襲い掛かるも信の一刀により戦意を失い、竭氏は討たれ成蟜も本殿を脱出する。そんな中広場に六大将軍・王騎が乱入、敵将を討ち政に問いかけた後去っていった。
脱出した成蟜も気絶させられ、反乱軍も降伏したことで反乱は終結した。山の民は帰還し、信は土地と家を貰い貂と共に次の戦を待つ。


蛇甘平原編【5巻 - 7巻】
蛇甘平原の戦い - 信の初陣(5巻 - 7巻)
3ヶ月後の始皇二年、魏の要衝・滎陽に向け秦大将軍・麃公を総大将に15万の軍勢が侵攻する。

信はそれに従軍し、尾平、羌瘣らと作った伍と共に進軍する。だが魏軍総大将・呉慶により城が落とされ、さらに魏軍が滎陽から討って出るなど秦軍は後手に回る。

そして両軍は蛇甘平原で激突するが、秦軍は兵数・地の利で劣り劣勢となる。

そして信の所属する第4軍も魏軍に対し突撃する。
だが魏の装甲戦車隊の突撃により秦軍歩兵は甚大な被害を出す中、信達は孤軍奮闘する。

それを知った麃公は全騎馬隊を第4軍の元に派遣、千人将・縛虎申は魏軍副将・宮元の布陣する丘を目指し突撃する。

縛虎申は丘を登りきり宮元と刺し違え、秦軍は丘を奪取する。

秦軍が丘への布陣を急ぐ中、突如王騎が現れた。そして信は王騎に武将とは何かを教わる。
そんな中呉慶本軍に向けて麃公本軍が突撃、麃公は壁隊の援護や信の活躍により呉慶のいる本陣へと到達、一騎討ちとなる。呉慶は奮闘するも、麃公の力を前に敗れ討ち取られる。

呉慶討死により魏兵は戦意喪失し秦軍は勝利するが、滎陽奪取には至らず秦軍は帰国の途につく。

帰国後、信は武功により百人将に昇格する。


刺客急襲編【8巻 - 10巻】
秦王暗殺計画 - (8巻 - 10巻)
3ヶ月後のある夜、昌文君の協力者が何人も暗殺される事態が起こる。昌文君一派は警戒を強めるが、刺客の真の狙いは政であった。翌晩蚩尤ら数々の刺客団が放たれ、その事を昌文君に伝えた肆氏は政の護衛に信を王宮に送り込む。
信と政は合流後脱出を図るが、その通路は塞がれおり、その時蚩尤・羌瘣らが現れ信と羌瘣は対峙する。

信は羌瘣に対し苦戦するも、戦場を共にした信の言葉は羌瘣の心をかき乱す。

そんな中更に刺客がが現れ、隊形を組み襲ってくる。それに対し信と羌瘣は一時休戦し、羌瘣は剣技・巫舞で敵の大半を討つも、疲労により力尽きる。

そして昌文君達が到着したことで刺客を撃退する。
終結後、発覚した首謀者は秦右丞相呂不韋であった。この事は政陣営に大きな衝撃を与え、対応策を協議する中呂不韋陣営が帰還する。

呂不韋は昌平君、蒙武、李斯、蔡沢の四柱らを率いて参内、政陣営は圧倒的な力の差を見せつけられ、対抗するために肆氏ら竭氏残党を吸収する。

河了貂は軍師になることを決意し、昌平君の軍師学校に入学、蒙毅らと兵法を学ぶ。

また、信は最後の六大将軍・王騎に教えを乞い、信と貂の修業の日々は続く。


馬陽編【11巻 - 16巻】
馬陽防衛戦 - 飛信隊躍進(11巻 - 16巻)
始皇三年2月、秦大将軍・蒙驁を総大将に20万の軍勢が韓に侵攻、蒙驁軍は快進撃を続け1ヶ月の間に11もの城を落とす。

だがその隙を付かれ趙三大天・龐煖を総大将に12万の軍勢が馬央、そして馬陽に侵攻する。

秦はそれに対し王騎を総大将、蒙武を副将に10万の軍勢を派遣。出陣前に王騎は政に昭王の遺言を伝える。また従軍した信の元に特殊百人隊・飛信隊が結成される。そして両軍は乾原で激突する。
秦軍中央の蒙武軍の攻撃はいなされる一方秦右軍は趙左軍に攻撃を受け、秦左軍は趙右軍の将・馮忌の策により大損害を出す。

そんな中飛信隊は王騎の特命を受け、馮忌を討つべく趙右軍の側面に突撃、守備隊を突破し馮忌本陣に迫る。さらに秦左軍の将・干央と千人将・壁も反撃に出たことで本陣一帯は乱戦状態となり、信はその隙を突いて馮忌を討ち取る。
二日目、蒙武軍は敵軍に猛攻を加え大損害を与える。三日目も同様であり、対応を迫られた趙軍は四日目、全軍で蒙武を狙う。

だが王騎は全軍総攻撃を掛け、趙軍は後方の山間部へ退却した。

その夜、秦軍の夜営地に突如龐煖が現れ秦兵を襲う。さらに趙将・万極の夜襲を受け、また干央は全軍に龐煖を狙わせ混戦状態となる。

飛信隊も龐煖を狙うも失敗、敗走し万極軍の猛追を受ける。だが隊員の奮闘により難を逃れ、翌朝再集結を果たす。
五日目、王騎は自ら敵将を討ち、蒙武は趙本陣に猛攻を掛けるも罠に嵌まり窮地に陥る。

王騎は蒙武軍を救うべく軍を進め趙本軍と対峙、歩兵を囮として趙本陣に突入し龐煖との一騎打ちを繰り広げる。

六将・摎の仇である龐煖を王騎は追い詰めるも、趙三大天・李牧率いる大軍が秦軍を包囲する。

さらに王騎は背後からの矢が影響し龐煖に胸を貫かれる。
王騎副官・騰らの奮闘の末に包囲を脱出した王騎は、信に自らの矛を託し、皆に多くのものを残してこの世を去る。その後趙軍は撤退し、信は武功により三百人将へ昇格する。


山陽編【17巻 - 24巻】
山陽攻略戦 - 秦趙同盟成立(17巻 - 19巻)
始皇四年、呂不韋の画策により趙宰相・李牧が秦を訪れる。

そして李牧の提言により秦趙同盟が締結、その後の宴席で信は李牧を戦場で倒すと宣言した。

そして前線では、信や玉鳳隊隊長・王賁、楽華隊隊長・蒙恬といった若き将が武功を重ねる。

一方咸陽では、政陣営の元に政の母・太后から白紙の書簡が届く。

翌朝政は太后の元へ赴き、打倒呂不韋の協力を要請するが、が太后は裏で呂不韋と密通していた。

それを知った宮女・向は大怪我を負いながらもその事を政に伝え、政は攻勢へと転じる。

始皇五年、魏要衝・山陽一帯を攻略すべく大将軍・蒙驁を総大将に20万強の軍勢が侵攻。

対する魏軍は、元趙三大天・廉頗に率いられていた。秦軍は魏の城を落としながら行軍するが、廉頗四天王・輪虎により千人将が次々と暗殺される。

これを受け秦軍は軍の再編成を行い、蒙恬、王賁、信は臨時千人将へ昇格した。

そして両軍は流伊平野で激突する。


山陽攻略戦 - 廉頗の猛威(19巻 - 23巻)
始皇五年、魏要衝・山陽一帯を攻略すべく大将軍・蒙驁を総大将に20万強の軍勢が侵攻。

対する魏軍は、元趙三大天・廉頗に率いられていた。秦軍は魏の城を落としながら行軍するが、廉頗四天王・輪虎により千人将が次々と暗殺される。

これを受け秦軍は軍の再編成を行い、蒙恬、王賁、信は臨時千人将へ昇格した。そして両軍は流伊平野で激突する。
一日目、先鋒隊同士の激突は一進一退となるが、廉頗四天王・玄峰の策略により大損害を被る。

二日目、王翦率いる左軍は敵の猛攻により後退するも、桓騎率いる秦右軍は奇策により優勢となっていた。そして四日目、桓騎は自ら敵軍に潜入し玄峰を討ち取った。5日目、蒙恬の作戦により信と王賁が輪虎に襲い掛かるも、輪虎は2人相手に互角以上に闘う。

だが限界を越えた信の一刀により輪虎は左手を負傷する。一方秦左軍では壁が敵将を追い詰めるも、敵の策により窮地に陥る。

だがそこへ王翦本軍、更には廉頗も現れるも、王翦は後方の砦へ退却した。
六日目、輪虎率いる魏中央軍は秦中央軍へ突撃するも、飛信隊に進撃を止められ、信は輪虎と一騎討ちを繰り広げる。

また蒙驁本陣の背後から廉頗軍が攻め込み、廉頗は蒙驁の策を破り本陣へ到達、蒙驁と一騎討ちとなる。一方信は死闘の末に輪虎を討ち取り、蒙恬と共に本陣へと急ぐ。

蒙驁は一廉頗相手に奮闘するも左腕を失い、また廉頗は輪虎の仇・信にも矛を向ける。だが桓騎が魏本陣を落としたことで廉頗は敗北を認め和睦、秦は山陽を獲得した。
戦後まもなく飛信隊は帰路に付き、その最中羌瘣は姉同然であった羌象の仇を取るべく、飛信隊を一時離脱する。また論功行賞で信は、正式に千人将へ昇格した。


幕間 - 山陽平定(23巻 - 24巻)
3ヶ月後、飛信隊は軍略の要たる羌瘣が不在の為敗戦を続け、再降格の危機に陥る。

だが河了貂の加入により救われ、山陽平定に活躍する。そして山陽平定後、

秦は山陽を東郡へ改称すると宣言した。

その後飛信隊が対楚前線に送られる一方、李牧と龐煖は燕に侵攻し劇辛を討ち取る。
また信が楚千人将・項翼、白麗と小競合いを起こす一方、咸陽では、嫪毐が太后の元へ送り込まれ呂不韋陣営が拡大、呂不韋は相国に就任した。

これを受け政は成蟜一派を解放し、呂不韋打倒に協力させる。

そして昌平君、昌文君が丞相に就任、政陣営は確かな実権を手に入れた。


合従軍編【25巻 - 34巻】
合従軍襲来 - 函谷関攻防戦(25巻 - 30巻)
始皇六年、楚軍が秦へ侵攻し、さらに魏・趙・韓・燕・斉の軍が次々とと侵攻。

これは戦国四君にして楚宰相・春申君を総大将、李牧を参謀とする六国連合・合従軍であった。

蔡沢により斉を離脱させたが、合従軍を迎え撃つべく秦は国内全戦力を動員、両軍は秦国門・函谷関で激突した。
一日目、麃公軍は趙軍副将・慶舎の罠に嵌まるも、信の檄で盛り返し激戦となる。

一方魏軍総大将・呉鳳明は函谷関に巨大井闌車を投入するも、桓騎が1台を焼き払う。

また騰軍は楚第一軍と激突してその将を討ち、信は混戦の中で万極を討ち取った。

2日目以降合従軍は、楚第二軍将・媧燐の献策により主力を温存した消耗戦を続ける中、七日目には韓軍総大将・成恢により秦将・張唐が毒を喰らう。
十五日目、合従軍全軍による総攻撃が行われた。

蒙武軍は楚軍総大将・汗明軍に対し斜陣がけを仕掛けた後自ら突撃、騰軍は媧燐軍の猛攻に対し王賁・蒙恬を抜擢する。

函谷関では呉鳳明の猛攻の中、張唐が桓騎と共に韓本陣を奇襲、成恢を討った後毒で力尽きる。

一方燕軍総大将オルドは函谷関の裏を狙うも王翦軍の急襲に退却、また項翼が騰と互角の戦いをする中媧燐本軍が突撃する。

媧燐本軍はさらに蒙武を狙うも、蒙武は汗明を一騎討ちの末に討ち取る。

だが媧燐が函谷関を陥落寸前に陥れるが、王翦のにより函谷関を守りきり、合従軍が開戦前の位置まで退却した。


合従軍襲来 - 蕞防衛戦(30巻 - 34巻)
秦軍が勝利に浮かれる中、合従軍から李牧が姿を消す。

そして李牧率いる別動隊が国門・武関の内側の城を次々と落とし侵攻、これを察知した麃公軍は猛追を掛け、李牧の策を破り本陣へ到達する。

だが麃公は龐煖との一騎討ちの末に討たれ、信達残された者は咸陽へ向かった。

その頃、政は自ら出陣し、咸陽を守る最後の城・蕞で信達と合流。

政の檄で蕞の住民は奮い立ち、民兵と共に李牧軍を迎え撃つ。
民兵達の奮戦により初日を凌ぐも、形だけの夜襲により民兵は疲弊、二日目には李牧軍の将・傅抵とカイネにより窮地に陥る。

だが飛信隊が2人を破り、さらに三日目、四日目も凌ぐ。だが五日目には民兵が限界を迎え倒れ出し、政も深手を負う。

そして李牧軍は総攻撃を掛けるも、全てを出し切り六日目も凌ぐ。

だが七日目、とうとう城門が突破されるが、そこへ山の民が現れ形勢逆転、信は龐煖に挑み、ついに深手を負わせ龐煖を退かせる。
山の民により李牧軍は撤退、合従軍は函国関より完全撤退を余儀なくされ、斉へ攻め込んだのち解散した。また論功行賞で信は、三千人将へ昇格した。

そんな中、羌瘣は仇敵・幽連の居所へ乗り込むも苦戦する。

だが飛信隊との繋がりを力に幽連を討ち、再び飛信隊へ戻り活躍する。


王弟謀反編【34巻 - 35巻】
成蟜の乱(34巻 - 35巻)
始皇七年、蒙驁が危篤状態となり、蒙恬と信が駆けつけた。蒙驁は2人に英雄への道を示し亡くなる。

また向が政の子を出産、前線では王翦、桓騎が魏の慶都、汲を落とす。各国では李牧や春申君ら要人が合従軍敗戦の責で左遷され政争が激化した。

秦では政陣営が蕞以降勢力を拡大、成蟜の奮闘もあり呂不韋陣営との一進一退の権力争いを続けていた。
始皇八年、趙軍2万が秦北東の要衝・屯留に向け侵攻、成蟜軍3.5万は成蟜夫人・瑠衣を救うべく出陣、撃退する。だが呂不韋の後援を受けた屯留代官・蒲鶮が成蟜を投獄し、その名で反乱を起こす。

そして将軍・壁率いる4万の討伐軍が出陣し屯留軍7万と盟平野で激突するが、趙軍1万が参戦し討伐軍は窮地に陥る。そこへ五千人隊となった飛信隊が参戦して趙軍を破り、屯留軍も撤退する。
その後討伐軍は屯留を攻撃、井闌車を投入し城内へ侵入し成蟜の救出を急がせる。一方成蟜は脱獄した後瑠衣を救出、蒲鶮からの逃亡を図る。

だが困難と判断し、瑠衣を逃がして蒲鶮と刺し違える。飛信隊を連れて戻った瑠衣に対し、成蟜は政への協力を頼み、また信に政を託し落命。討伐軍が屯留を奪還し反乱は終結した。


著雍編【35巻 - 37巻】
著雍攻略戦(35巻 - 37巻)
魏要衝・著雍を奪取すべく騰率いる軍が侵攻、魏軍は呉鳳明が総大将となり、秦軍には玉鳳隊・飛信隊などが、魏軍には魏火龍七師の霊凰・凱孟・紫白が増援される。呉鳳明の鉄壁の布陣に対し王賁は、録嗚未軍・玉鳳隊・飛信隊の三軍が三日目の正午に魏軍本陣に突入する策を立案、決行される。
一日目、信が凱孟と一騎討ちを繰り広げる中、河了貂が敵に拉致される。

二日目、飛信隊は捕らえた凱孟の軍師と貂を人質交換し、その後敵前線を突破する。

一方前日に敵前線を突破した玉鳳隊は紫白軍と激突するが、紫白の槍術と策略を前に敗れる。

三日目、飛信隊が凱孟軍に突撃し録嗚未軍も出陣、王賁は紫白に一騎討ちを挑み、激闘の末に討ち取る。
そして玉鳳隊、録嗚未軍は魏軍本陣に突入、飛信隊は信を囮にして羌瘣が魏軍本陣に突入し陥落させる。そして信が霊凰を討ち取り魏軍は撤退、秦は著雍を奪取し要塞化を進める。その後の論功行賞で、信と王賁は五千人将に昇格、飛信隊は八千人隊となる。


嬴政加冠編【37巻 - 40巻】
毐国動乱(37巻 - 40巻)
咸陽に突如太后が来訪し、嫪毐を山陽長官に強引に据える。また太原に入った嫪毐と太后は毐国の建国を宣言、更に楚が秦へ侵攻する。そして膨張を続ける毐国に、秦は手をこまねいていた。
始皇九年、とうとう成人した政は、旧都・雍で加冠の儀を執り行う。

だが毐国軍3万が函谷関をすり抜け咸陽へ侵攻、これに対し飛信隊1千と蕞の兵1万が討伐に向かう。

毐国軍が咸陽に突入する一方、加冠の儀を終えた雍では昌平君が呂不韋を離反し昌文君と共に毐国軍討伐に向かう。

また呂不韋と政は舌鋒を交わし、呂不韋は金を操って国を治めると語る。

これを受け政は、戦争を無くす為に中華を統一すると宣言、決着を咸陽の戦いに委ねる。
呂不韋一派の妨害もあり討伐軍は咸陽防衛に苦戦するも、昌平君率いる軍が敵将を討ち反乱軍は撤退、呂不韋との争いに完全勝利した。

その後毐国軍は桓騎軍により粉砕、楚軍も退却し嫪毐は咸陽で処刑される。

そしてようやく秦の実権を掌握した政は、信に15年で中華統一を成す大構想を明かす。


六国征覇編【41巻 - 】
黒羊編【41巻 - 46巻】
黒羊丘の戦い(41巻 - 45巻)
楊端和率いる山の民が魏要衝・衍氏へ侵攻、陥落させる。一方楚では、考烈王が崩御し春申君も李園に暗殺される。

そして実権を握った李園は媧燐と共に楚宰相へ就任した。始皇十年、飛信隊は桓騎軍5万と共に趙要衝・黒羊丘へ侵攻し、総大将・慶舎、離眼城主・紀彗率いる趙軍7万と対峙する。黒羊丘は密林地帯であり、そこにある5つの丘の奪取を両軍は目指す。
一日目、秦右軍・飛信隊は紀彗副官・馬呈、劉冬の奇襲に翻弄され、秦左軍は慶舎とその副官・岳嬰の急襲され敗走するも桓騎側近・雷土達は趙軍砦を焼き討ちする。その夜羌瘣は劉冬の暗殺を図るも失敗、共に重傷を負う。

二日目、飛信隊は川辺に布陣した馬呈軍と対峙、渡河を成功させ前線を押し上げ、三日目には中央丘の麓に迫り桓騎の指示を仰ぐが、桓騎は一切何もせず三日目を終えた。

そして四日目、慶舎自ら飛信隊に猛攻を掛けるが、慶舎を討つべく桓騎軍が乱入し、さらに紀彗自ら慶舎救出に向かったことで混戦状態となる。

その後信は激戦の末に慶舎を討ち取り、羌瘣も劉冬を討ち取る。
だが紀彗は慶舎副官・金毛を説得し徹底抗戦に出て、桓騎は軍を中央丘から撤退させる。

五日目、桓騎軍は集落を焼き討ちしその民を虐殺、これを知った信と羌瘣は激怒し桓騎本陣に乗り込み一触即発の事態になる。一方桓騎は紀彗に離眼での虐殺を予告し脅迫、紀彗は撤退しその隙に黒羊丘を占領し勝利を収めた。信は桓騎軍との刃傷沙汰で武功取り消しとなり、その後内地へ帰還。


幕間 - 斉趙来朝(45巻 - 46巻)
その頃、蔡沢の手引きにより斉王・王建と李牧が咸陽へ来朝。

政は斉王との会談で「法」で国を治めると語り、それに感嘆した斉王は事実上の降伏宣言を告げる。

そして李牧と謁見で「七国同盟」を提案されるが空論だと一蹴、李牧は咸陽を去っていった。
そんな中飛信隊は募兵を行い新兵千人を増員。

一方昌文君は統一後の法の作成のために李斯を招き入れる。そして昌平君は趙王都・邯鄲の喉元にある鄴を狙うという奇策を献言した。


鄴編【46巻 - 60巻】
鄴攻略戦 - 出征(46巻 - 48巻)
始皇十一年、鄴攻略の策が完成、総大将を王翦に、楊端和・桓騎を各軍の大将にした20万超の連合軍が出陣した。さらにオルド率いる燕軍が趙へ侵攻し青歌城主・司馬尚と激突、別動隊が燕の城を落としたことで燕軍は撤退した。

秦軍が趙国門・列尾へと進軍する中、李牧は秦の狙いが鄴だと気づき邯鄲へと急ぐ。
飛信隊と山の民により列尾を半日で陥落させたが、列尾が意図的に弱くしてあることに気付いた王翦は戦略の破綻を悟り、鄴を密かに見に行く。

そして列尾を放棄し全軍で攻め込み、鄴を兵糧責めにするという策を練り上げる。

列尾を越えた連合軍は橑陽軍に対し楊端和軍をぶつけ、また付近の城を落とし難民を鄴へ入れ桓騎軍が鄴を包囲した。

そして王翦軍は李牧率いる閼与軍と朱海平原で激突した。


朱海平原の戦い - 開戦(48巻 - 52巻)
一日目、蒙恬が趙右軍・紀彗軍を翻弄しそこへ麻鉱軍が猛攻を掛ける。

だが李牧自ら麻鉱を討ち麻光軍は崩壊寸前となるも、蒙恬はそこから麻鉱軍を立て直す。

その夜蒙恬は臨時将軍に昇格し秦左軍の将となった。
二日目、秦右軍の玉鳳隊は元藺相如十傑・趙峩龍、岳嬰の挟撃を受けるも、王賁は李牧副官・馬南慈軍に突撃し、亜光軍と挟撃を掛け大打撃を与えた。

三日目、秦右軍へ合流した飛信隊は藺家十傑尭雲と対峙し、互角以上の戦いを繰り広げる。
李牧は鄴の兵糧が秦軍より多いと分かると長期戦を目論む。そして九日目、秦右軍は戦況の膠着を打破すべく飛信隊・玉鳳隊の両隊で岳嬰を挟撃するが、尭雲・馬南慈により亜光が意識不明の重体となる。

亜光救出のため玉鳳隊が離脱するも、信は岳嬰を一刀両断にする。


橑陽攻防戦(49巻 - 53巻)
一方橑陽では当初は楊端和軍が圧倒していたが、一日目に李牧副官・舜水樹が到着すると趙軍は橑陽城まで撤退。それにより橑陽城城主・ロゾが率いる犬戎族が加勢し、膠着状態に陥る。

だが二日目の夜、援軍に赴いた壁が預かる兵糧が焼かれてしまう。そして八日目の夜、楊端和は明日犬戎三兄弟を討つと宣言した。
そして九日目、三軍主攻の総攻撃によりロゾの息子達を討つも、敵の反撃により軍は散り散りとなる。

楊端和は執拗に狙われるが、それは自らを囮とする作戦であり、自身を囮にしている間に密かに橑陽城を落としにかかっており、最終的にはロゾを壁が討ち取った。

そして残存の犬戎族を従属させた楊端和は、橑陽城を接収した。

敗北した舜水樹ら趙軍は秦軍の退路を断つべく列尾へ撤退する。
一方橑陽では、壁の失態により兵糧が尽きかけていることを受け楊端和は総攻撃を決断。

それによりロゾの息子達を討つも、敵の反撃により軍は散り散りとなる。

楊端和は執拗に狙われるが、それは自らを囮とする作戦であり、自身を囮にしている間に密かに橑陽城を落としにかかっており、最終的にはロゾを壁が討ち取った。

そして残存の犬戎族を従属させた楊端和は、橑陽城を接収した。

敗北した舜水樹ら趙軍は秦軍の退路を断つべく列尾へ撤退する。


朱海平原の戦い - 隊の「覚醒」(53巻 - 58巻)
亜光不在の秦右軍は本陣からの指示も無く兵糧も尽きかけ、絶望的な状況に陥る。

そんな中十二日目、隊長からの渾身の檄により覚醒した飛信隊・玉鳳隊は、趙左軍を圧倒し大きく後退させ、王翦中央軍も前進する。

だが十三日目には王賁が尭雲に重傷を負わされ、その夜秦右軍では残った信を大将に据えた。

その頃、鄴では王翦軍の兵により兵糧の殆どを失う。十四日目、飛信隊の決死の突撃の末に信が趙峩龍を討ち取り、趙左軍に大きな打撃を与えた。

一方その夜、蒙恬の陣営では突如三大天・龐煖の単独夜襲を受け蒙恬、蒙毅を育てた胡漸副官が討死にする。
十五日目、李牧は鄴での一報を受け攻勢に転じ、独自の戦術によって王翦軍に苦戦を強いるも、戦術の謎を解いた王翦により互角に戻される。

その間秦右軍では王賁が尭雲を討ったことで趙左軍を突破し、そのまま李牧軍への挟撃を仕掛けるも、趙軍も傅抵・馬南慈が王翦軍に挟撃を仕掛け激しい攻防となる。

だが王賁・蒙恬が王翦本陣に駆け付けたことで攻撃を受けきり、飛信隊が金毛を討ったことで李牧を目前にまで迫るが、そこへ龐煖が立ちはだかる。信は因縁の決着を果たすべく龐煖と一騎打ちを繰り広げ、死力を出し尽くしてついに龐煖を討ち取った。

李牧は龐煖の死を見届けると、朱海平原から撤退し全軍で鄴へと向かった。


鄴攻略戦 - 李信将軍誕生(58巻 - 60巻)
鄴へ向かった李牧軍に対し王翦軍は精鋭部隊で追撃する。

一方鄴では兵糧不足による暴動が発生していた。李牧軍は王翦軍に幾度も足止めされ、民の暴動により鄴は開門し、中へ突入した桓騎軍により陥落する。

秦軍は鄴へ入城したものの兵糧問題は解決しておらず、秦からの兵糧の輸送も全て阻まれる。

だが事前に兵糧が無くなる事を予想していた王翦の策によって、秦とは逆の斉から兵糧を買い入れ、斉から輸送してもらうことで問題は解決した。

一方趙では、李牧が朱海平原敗戦の責により連行、邯鄲で投獄され、そんな中騰軍が列尾に向け出陣した。

列尾を守備する趙将・扈輒は李牧が投獄、斬首になると知ると、李牧を救うべく全軍を邯鄲へ撤退させる。

これにより秦は鄴を含む趙王都圏南側を獲得した。
咸陽に凱旋した信は政から将軍になる前に姓が必要だと聞かされ、漂が士官後「李」の姓を与えられたと知り、自身も「李信」に決めた。

そして論功行賞では、蒙恬、王賁と共に将軍へと昇進した。一方邯鄲では、李牧の救出を目論む李牧の腹心らにより内乱状態になっていたが、悼襄王が毒殺される。その後太子・嘉は李牧が解放するが、悼襄王の遺言により次期趙王は嘉ではなく、末子・遷が指名される。李牧と嘉らは遷の派閥により、刺客や追手を差し向けられ、命を狙われるがなんとか邯鄲を脱出した。

嘉と別れた李牧らは今後のことを見据えて、司馬尚がいる青歌城へ向かった。始皇十二年、秦では河南の城に隠遁する呂不韋の元に不穏な勢力が集結。

これを受け政は呂不韋と対談、呂不韋はこの原因を自身を殺さない政にあるとし、その優しさは弱点にもなると進言した。だが状況は悪化し、咸陽は河南とその財を取り上げる命を出すも、呂不韋死去の報が入る。


什虎編【60巻 - 62巻】
什虎城攻略戦(60巻 -61巻)
邯鄲攻略を目指す秦だが、秦軍はその前の防衛線すら抜けずにいた。

そこで昌平君は魏へ、楚の要衝・什虎を合同で落としその什虎を魏へ譲渡することで3年間の同盟を打診する。

そして蒙武は什虎へ向けて進軍、それに対し亡国の残党達で構成された什虎軍が出陣し、両軍は月地平原で激突した。

そこへ騰軍、項翼軍・白麗軍、同盟を了承した呉鳳明率いる魏軍が次々と参戦する。
戦いは秦軍、魏軍が楚軍を挟撃するも楚軍を崩すには至らず、そこで呉鳳明は秦軍を主攻、魏軍を助攻とする。

それにより秦魏軍が優勢となり、蒙武は什虎軍総大将・満羽と一騎討ちとなり、騰軍が楚軍の本陣を落とし寿胡王を捕縛したことで勝利する。

さらに什虎城も魏軍別動隊により陥落したことで、楚軍は城の奪還を図ること無く楚国王都・郢へと退却していった。


羌礼の来訪 - 六大将軍復活(61巻 - 62巻)
秦魏同盟締結後、魏は韓への侵攻を開始し、秦は趙への侵攻を強める。

前線では楽華・玉鳳が活躍する一方飛信隊は劣勢が続く。そんな中現蚩尤・羌礼が飛信隊に加入するが、加入した目的は羌瘣を殺すことであった。

羌礼は果たし合いを挑み、その中で羌瘣は羌礼を闇から救いだす。
その後羌礼は飛信隊に正式に加入し、飛信隊は再び躍進する。そして始皇十三年、秦で六大将軍が復活し、蒙武・騰ら五将が任命される。

そして六将となった王翦・楊端和・桓騎が武城・平陽の攻略を目指し出陣した。


平陽編【62巻 -】
武城・平陽攻略戦(62巻-)
桓騎軍8万は趙軍に猛攻を掛けるが、左軍が険地・影丘に差し掛かりほぼ壊滅、玉鳳もそこへ呼ばれる。

更に趙軍総司令・扈輒も桓騎の元へ向かい、桓騎軍は扈輒軍24万と激突する。

だが桓騎軍は劣勢が続き、特に左軍は壊滅状態となる。

八日目、飛信隊は王賁を救出し扈輒側近・岳白公軍に突撃、王賁の助言により影丘の断崖の攻略に出る。
九日目、飛信隊が断崖に到達し登りきる一方、桓騎側近・雷土は敵将を討つも捕虜となり拷問を受け死亡。桓騎軍は右軍、中央軍共に退却を続けるなか、左軍の飛信隊は岳白本陣に向け突撃、李信は岳白を一騎討ちの末に討ち取る。

寒河江健殺人事件(1巻 episode1) 
冬のある日。大学生の久能整は警察署で事情聴取を受ける。

藪警部補を始めとする刑事たちの話によると、昨晩10時ごろ、大学の同回生で高校の同窓である寒河江が殺害され、現場で久能に似た人物と寒河江とが口論していたのが目撃されたというのだ。

殺人の疑いをかけられる久能に対して刑事たちは高圧的に詰問する。

対して久能は寒河江は金持ちの親を持つ鼻持ちならないやつだったと述べ、しかし冷静に、歯に衣着せぬ物言いで犯行を否定する。

しかし、疑いは晴れずに任意で警察署へ通う日々が始まる。

その間、久能は自身に関わる刑事らの雑談を耳に挟むたび、表情ひとつ変えず彼らに対してささやかな助言を施す。

反抗期の娘に悩む乙部巡査、先輩らの圧力を原因に伸び悩む風呂光巡査、妊娠中の妻の態度に苛立つ池本巡査、かつて起こった冤罪事件に囚われている青砥巡査部長、妻と息子をひき逃げされた藪警部補。

単純に助言を残す久能に対して、次第に刑事たちは興味惹かれ関心を示すのだが、捜査が進み、犯行に使用された凶器が発見される。

凶器は久能が所持していた果物ナイフで、現場から離れたゴミ捨て場へ捨てられていたというのだ。

久能はそれを追及されても犯行を否定し、第三者がナイフを自宅から盗んで犯行に使用したと主張する。

さらに家宅捜索の結果、寒河江の自宅からは金を貸している相手のメモ、そして久能のノートパソコンから寒河江へ金を借りるための借用書のデータが発見された。

自供を迫られた久能だったが、寒河江が高校時代に友人と交わした会話を思い出した途端に沈黙してしまう。

また別の日、久能は風呂光と池本へ、1年前に自宅の鍵をうっかり落としてしまったことを話す。

鍵は交番へ届けられていたが、その届け主が密かに合鍵を作り、今回の犯行に利用したと主張する。

風呂光が捜査した結果、鍵の届け主は藪警部補であった。

久能はそれと別に、高校3年生の時に寒河江が運転免許証を取得し、父親から買い与えられた高級車を自慢していたのだが、夏休みが明けると成績低下を理由に取り上げられたと話していたのを思い出す。

久能は、その夏に寒河江が事故を起こし権力を持つ父親によって事故が隠蔽され、その被害者が藪警部補の妻と息子だったのではないかと推測した。

久能は事情聴取を受けた当初から藪の発言の節々に、寒河江や久能自身との接触の痕跡を覚えていた。

さらに紛失した鍵を拾った藪が合鍵を作り、久能の自宅へ侵入して果物ナイフを盗み(この時にノートパソコンへ証拠を偽造し)、それを用いて寒河江を殺したと推理する。

推理を突きつけられ、藪は寒河江が犯行を自供し出頭すれば殺す気はなかったが、認めなかったために殺したと犯行を認める。

しかし、久能はまた別のことを思い出したと述べる。寒河江が車を失った夏、寒河江は車を先輩たちに乗り回されていたとぼやいていた。

久能は寒河江宅から発見されたメモ書きを結びつけ、寒河江は先輩らによって頻繁に金銭を脅し取られ、車も借用されていたのではないか、そして藪の妻子を轢いたのはその別の人物ではないかと推測する。

これが的中し、風呂光が事情聴取した人物が寒河江の車で妻子を轢き逃亡したと自供した。

バスジャック事件(1巻 - 2巻 episode2) 編集
連続殺人事件の容疑をどうにか切り抜け、印象派展に向かう途中のバスで、バスジャックに巻き込まれた久能整。

バスジャック犯である犬堂オトヤはバスの中に居合わせた乗客を脅しながらもいくつかの問いかけをした。

気が弱くバイトを転々とする淡路一平、何かを思いつめる女性柏めぐみ、ジャーナリストを自称する露木リラ、定年退職した保険会社の重役奈良崎幸仁、認知症の祖父を持つ小林大輔、大学院生を自称する熊田翔、職探し中だという坂本正雄、バスの運転手である煙草森誠。

久能は犯人の脅しにもひるむことなく、いつも通りのマイペースな発言を繰り返して犬堂オトヤを苛立たせた結果、刺されそうになる。

熊田が久能をかばったため刺されず、坂本がオトヤを殴り倒したことで車内に安堵の空気が流れるが、坂本が凶器を拾ってバスジャックの継続を告げる。

彼らによって乗客たちは犬堂家に連行され、そこで坂本が本名は犬堂ガロだと名乗る。

犬堂邸に連れ込まれた彼らは再び問いかけられる。

そうして、話しているうちに久能は集められた人間たちの共通点に気が付き始める。連続殺人事件の最初の被害者犬堂愛珠、バスの乗客たち、そこから久能はバスジャック事件の真相と連続殺人事件の犯人を推理する。

広島行きの新幹線(2巻 episode3)
バスジャック事件で行くことができなかった印象派展が、広島で開催されることを犬堂我路から聞き、遠征を決意する久能整。

新幹線の車内で隣の座席に座った紘子が読んでいた手紙が目に入り、「きょうとにはくるな」と口走る。手紙に描かれたイラストの頭文字を並べ替えると、手紙の文章の内容に反した警告文が浮かび上がった。

他の手紙も確認すると、全てに似たような警告を伝えるイラストが添えられていた。

気になった久能は紘子に事情を聞く。紘子の実の両親は亡くなり、母親の知り合いの女性に引き取られて育てられた。

しかし、実の父親から紘子を返してくれと懇願する手紙が届き、両親が亡くなったのは嘘だったと気付いた。

父親とヴァージンロードを一緒に歩きたいと、育ての母親に内緒で父親に会うために京都に向かっていると紘子は語る。

それらの手紙にも「暴力」を示唆するイラストが描かれていた。

久能はイラストを描き添えているのは実の母親で、手紙を書いた父親に悟られないように育ての母親へメッセージを送っていると推測する。

狩集家遺産相続問題(2巻 - 4巻 episode4 - 4-5) 
広島で無事に印象派展を見ることができた久能整は広島を軽く観光していたが、悪漢に襲われた風を装った女性と出会う。

彼女、狩集汐路は犬堂我路から久能のことを推薦されたという。

話の意図が掴めないまま久能は汐路の祖父である狩集幸長の遺言を聞くことになる。

狩集家は昔から遺産を当主となる1人にのみ相続するのだが実子4人はすでに亡くなっており、孫の代にあたる狩集汐路、狩集理紀之助、波々壁新音、赤峰ゆらの4人から選ばれることになる。

この遺産相続の形式上、昔から相続の際に死人が出るという。それらは事故や病気であると言われているが汐路は警察の捜査不備を疑っていた。

それぞれが遺産を相続するために「それぞれの蔵において あるべきものをあるべき所へ 過不足なくせよ」という言葉に従い行動する中で浮上する汐路たちの親の世代4人がまとめてなくなった事故、芝居「鬼の集」の脚本家・宝田完次の自殺、そして「鬼の集」の内容、問難の蔵の床下から発見された無数の人骨、本当の狩集の子孫、様々な謎を久能は1つずつ解き明かし、狩集家と鬼にまつわる歴史の謎を推理する。

雨に濡れた記憶喪失の男(4巻 episode5) 
雨の日にポテトサラダを買いに出かけていた久能整は、雨に打たれながら「山賊の歌」を歌う男性と出会う。

意思疎通のあやふやな彼と話すうちに、彼が記憶喪失であることが発覚。

久能は彼の記憶を取り戻すために会話を試みる。そして会話の中で「爆弾を仕掛けたかもしれない」という彼の言葉に、それまでの会話を踏まえて久能は爆弾の仕掛けられた場所を導き出す。

病室の隣人の夜語り(4巻 episode6) 
爆弾事件の後、池本巡査に半ば強制的に検査入院をさせられた久能整。

犬堂我路から送られてきた謎の指輪に頭を悩ませていると、いないと思っていた隣のベッドに人がいたことに気が付く。

元刑事だというその男、牛田悟郎はいくつかの話をした後に、連続殺人犯羽喰玄斗に狙われているという女性を保護しに向かった時の話を語り始める。

着替えに戻ったせいで遅れて、相棒は重傷、女性は亡くなってしまったという。

片腕が動かなくなった相棒は刑事を辞めて、警備会社に入ったらしい。

その話を聞き終えた久能は1つの疑問を提示した。

女性を相棒である霜鳥信次が殺害していたというケースに対する言及である。

牛田もそれには気が付いていたようで、もう長くない命でその証拠を墓まで持っていくか否か悩んでいたという。

翌朝、隣のベッドには牛田はいなかった。牛田は昨日の朝に亡くなっていたという。

その空いた牛田のベッドに見舞いに来た男がいた。相棒であった霜鳥である。

誤字による暗号(4巻 episode7) 
検査がすべて終わり退院を翌日に控えた久能整は、掲示板に貼られた手書きの文章にある誤字に気が付く。

「暖かい」、「質外機」、「PM賛辞から」、「紹かれざる客」、「対機」。

誤字を正しい字に直しつなげると「温室 三時 招待」となることに気が付いた。

先日の指輪の件もあり、犬堂我路によるものではないかと思った久能は午後3時に温室に行くと、導くように温室の奥の部屋の鍵が見つかり、そこには謎の数字の羅列があった。

だが何かをする前に温室を追い出されてしまう。

 病室に戻り牛田にもらった自省録を読んでいた久能は数字の羅列と自省録のページ、行数、文字数から別の指示を導く。

そして指示通りに再び温室を訪れると温室には再び別の数字の羅列が。その指示に従って鉢植の中を調べるとバッグが埋まっていた。このバッグはいったい……。

天使の連続放火事件(5巻 episode8 - 8-4) 
病院で出会った自省録による数字暗号を使う女性ライカによって放火事件の現場に導かれた久能整。

放火現場にあったマークと同じものが病院にもあることをライカによって知らされた久能は池本巡査に連絡をした。

池本巡査によると都市伝説サイトによって噂されているマークで、そのマークを書くと炎の天使が燃やしてくれるのだという。

その連続放火事件によって生き残った子供は全員が虐待を受けていた形跡があるそうだ。

警察は前科のある少年井原香音人が怪しいとにらんでいるようだ。

事件を追う中で久能はカエルあるいは陸と呼ばれる男性と出会う。

陸の言動の端々に違和感を覚えながらも病院のクリスマスイベントの手伝いを請け負った。

しかし、陸こと下戸陸太を怪しみ逃げ出そうとするも捕まりかけて、間一髪のところで難を逃れた。

そして、久能は下戸に「炎の天使」は下戸なのかと問いかけるが、下戸は彼が「先輩」と呼ぶ人物がそうなのだという。 

下戸の隠れ家についていった久能はそこで井原香音人と話をする。

井原がどうして放火に目覚めたのか、何をしてきたのか、そうしたことが語られていく中で久能はある根本的なことを下戸に問う。

「あなたは 香音人さんを 殺したんですか」と。

下戸のちぐはぐな言動とその問いかけが繋がっていく。

元旦の焼き肉店(6巻 episode9) 
親交を深めていた久能整とライカは初詣に行くことになる。

初詣でくじ引きをして、たこ焼きを食べ、そして、焼き肉店に入ることになった2人。

営業していた焼き肉店に入ったはいいもののどうにも女性店員の様子がおかしい。

久能とライカは女性店員の言動から何が起きているのかを推理していく。

横浜連続殺人事件(6巻 episode2.5 - 2.5-3) 
横浜で連続殺人事件が起きていた。

被害者は全員、交差点の真ん中ではりつけのような形で寝かされていたという。

被害者に共通点が見つからず捜査が難航する中、1人の男が事件に介入する。

犬堂我路。

かつてバスジャック事件を起こした主犯の1人であり、姉である犬堂愛珠を殺害した犯人、煙草森を殺害してから海外に逃亡していたはずだった。

しかし、愛珠が事件当日どうしてバスに乗っていたのかという疑問が解けずにいた彼のもとに「漂流郵便局」に愛珠の書いたハガキがあるという情報を受けて日本に戻り、そのハガキを読む。

到底自分たちの知る愛珠から想像できないほどに追いつめられた精神状態の遺書めいたハガキ、そしてジュートという謎の名前。

愛珠の手がかりを追う中で闇カジノにたどり着く。また、愛珠の部屋に残されていた寄木細工について聞きに行った寄木細工ミュージアムで愛珠のことを知る辻浩増とも出会った。 

連続殺人事件は4人目の被害者が出ていた。体には羽喰十斗の文字があり、かつての未解決事件である羽喰玄斗の模倣を匂わせるものだった。

また、彼女のバッグからは我路の指紋が発見される。我路の行方を追って訪れた刑事猫田十朱は辻浩増と接触する。 

そして事件は動き出した。羽喰十斗と羽喰玄斗の事件に共通していたのは被害者の名前に十が入っていることだった。

捜査官猫田もその名前のいたるところに十が入っていた。猫田はそのままナイフで腹を刺されてしまう。

羽喰十斗とは誰なのか、愛珠とはどう関係しているのか、我路は姉の死の真相にたどり着くことができるのか……。 そして、十斗が持っていたいて座のラピスラズリの指輪、愛珠の寄木細工に入っていた山羊座のシルバーリング。

同じカウンセラーにカウンセリングを受けていたという十斗と愛珠。

謎の解明には至らない。我路は十斗の指輪を久能整に託すことを決めるのであった。

東京都立呪術高等専門学校(0巻)
2016年11月、乙骨憂太には、婚約者の少女である特級過呪怨霊・祈本里香が取り憑いていた。

同級生から執拗な嫌がらせを受けていた乙骨は、里香が彼らに重症を負わせたことで呪術師に拘束され、死刑を宣告される。

しかし強大すぎた里香の力に術師側は尻込み、かつ呪術高専の教師・五条悟の勧めもあったことから、乙骨は2017年に東京都立呪術高等専門学校に転校する。

他者との関わりを畏れ、呪術師になることにも生きることにも消極的だった乙骨だが、個性豊かな同級生と関わる内に生きるための自信を持ち、里香を自分から解呪するために呪術師を目指すようになる。

乙骨の入学から約1年後、かつて一般人を大量虐殺して呪術界を追放された特級呪詛師・夏油傑が突如現れる。

非術師を殲滅し、呪術師だけの世界を目指す夏油は、乙骨達の前で2017年12月24日に、新宿・京都で、大勢の呪霊たちによる虐殺「百鬼夜行」を実行すると宣言する。そして百鬼夜行当日、夏油は里香を手に入れるため、高専を襲撃する。

安全のため高専に残っていた乙骨は激戦の末に夏油を倒し、同時に里香の解呪に成功し、物語は幕を閉じる。

呪術廻戦
始まり(1巻1話 - 5話)
2018年6月の宮城県仙台市から物語は始まる。

常人離れした身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、両親の顔を知らず、祖父に育てられた。

祖父が逝去した夜、虎杖の学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、人を襲う化物・呪霊が現れてしまう。

虎杖は「呪物」回収のために現れた呪術師の伏黒恵と共に、取り残された先輩を救うため校舎へ乗り込む。

しかし、そこで窮地に追い込まれてしまい、虎杖は力を得るため自ら呪物「宿儺の指」を食べ、特級呪物・両面宿儺が復活する。

その後虎杖は「宿儺の器」として呪術師に捕らえられ、死刑を宣告される。

しかし、特級呪術師の五条悟の提案により、「すべての宿儺の指を食してから死ぬ」という猶予が与えられる。

かくして虎杖は都立呪術高専に入学し、呪術師としての人生をスタートさせる。

呪胎戴天(じゅたいたいてん)編(1巻6話 - 2巻9話)
2018年7月、西東京市の少年院に特級呪霊の呪胎が出現し、虎杖、伏黒、そして釘崎野薔薇が人命救出のため派遣される。

3人は少年院の内部に入り、完全変態を遂げた特級呪霊と対峙する。虎杖は伏黒と釘崎を脱出させ、肉体の主導権を宿儺に渡して特級呪霊を祓わせる。しかし、今度は宿儺が暴れ始め、虎杖は抵抗した末に宿儺と共に命を落とす。

虎杖死亡後(2巻10話 - 3巻18話)
少年院での事件後、死亡した虎杖は宿儺と契約を結んだことで蘇生し、9月に京都校と行われる「交流会」に向けて、五条のもとで特訓を始める。伏黒と釘崎も、二年生のもとで特訓していた。

一方では、かつて「百鬼夜行」を起こした特級呪詛師・夏油傑が、人間の殲滅を目論む特級呪霊の漏瑚らと手を組み暗躍していた。

夏油達は五条悟封印の計画を立て、実行日の10月31日に向けて、その準備に入る。

幼魚と逆罰(ようぎょとさかばち)編(3巻19話 - 4巻31話)
2018年9月、神奈川県川崎市で変死体が発見され、虎杖と1級呪術師の七海建人が派遣される。

調査の結果、事件の犯人である特級呪霊・真人と、現場で事件の一部始終を見ていた高校生・吉野順平の存在が明らかとなる。

順平は自身を虐めた者への復讐の為に真人に接触していたが、その後出会った虎杖と親密な仲になり、その出会いを通して、復讐を辞めようと決心しかける。

しかしその後、何者かによって順平の実母が殺され、自身を虐めた者が犯人だと思い込んだ順平は、呪術を用いて学校を襲撃する。

その後止めに入った虎杖の必死の説得により順平は改心するが、その直後に真人が現れ、彼に呪殺される。

その後真人は、激昂した虎杖と合流した七海との激戦の末、大ダメージを負ってその場を撤退する。

こうして一連の事件はひとまず収束し、物語は呪術高専の交流会に向かう。

交流会編(4巻32話 - 7巻54話)
交流会当日、虎杖は伏黒達と合流する。

1回戦である団体戦では、飛び入り参加の虎杖は、京都校で最強の3年生・東堂葵の相手を担当することになる。一方、京都校は学長の差し金で「宿儺の器」である虎杖の抹殺を目論んでいた。

1回戦が始まり、早速虎杖は東堂と対峙する。最初こそは一方的に虎杖を痛めつけていた東堂だが、突如彼を「親友」とし、徹底的な指導を施す。その途中で他の京都校の生徒が虎杖の抹殺を試みるが、東堂と東京校の妨害で失敗し、そこから東京校と京都校の呪術戦が始まる。

しかし、その最中に夏油と手を組む呪霊・呪詛師が高専に侵入し、特級呪霊・花御が生徒達と交戦する。伏黒を始めとする多くの者達が戦闘不能になるが、虎杖・東堂の連携攻撃で花御は瀕死に陥り、最終的に五条が参戦したことで花御は撤退する。

そのころ、真人は高専が保管していた特級呪物を奪取し、撤収した。

2回戦は本来の個人戦が急遽野球に変更され、東京校が勝利する。

結果、2018年の交流会は東京校の優勝で幕を閉じる。

起首雷同(きしゅらいどう)編(7巻55話 - 8巻64話)
交流会終了後、虎杖・伏黒・釘崎は埼玉県さいたま市に訪れる。2018年の6月〜9月にかけて、共通の前兆を伴う呪霊の刺殺事件が3件起きており、被害者3名は同じ中学校の卒業生であった。

虎杖達が現地で聞き込みをすると、被害者達は自殺の名所である八十八橋でバンジージャンプをしていたことが判明するが、八十八橋に呪霊の気配は全く無かった。さらにその後の調査で、過去に八十八橋へ肝試しに行っていた現地の少女も、刺殺事件の前兆に似た不可解な現象に悩まされていた。

これらのことから伏黒達は、問題の呪霊は、八十八橋で作った結界の中で息を潜め、マーキングした人間をその内側から呪う個体であると推測し、3人は深夜に八十八橋の下で川を跨ぎ、呪霊の結界に入り込む。しかしそれと同時に、夏油達と手を組んだ呪胎九相図の壊相・血塗が現れ、虎杖達と鉢合わせる。九相図の目的は、一連の刺殺事件の犯人である特級呪霊が取り込んだ宿儺の指の回収であった。

その後、伏黒は結界の内で特級呪霊と、虎杖・釘崎は結界の外に出て壊相・血塗と交戦する。

そして両者とも圧勝し、一連の事件は幕を閉じる。

さらに事件後、東堂葵と冥冥の名のもとで、虎杖・伏黒・釘崎・真希・パンダの5人が1級術師に推薦される。

過去編
この編では、五条悟と夏油傑の学生時代が描かれる。

懐玉(かいぎょく)編(8巻65話 - 9巻75話)
2006年、不死の術式を持つ呪術界の要・天元が、本人と適合する人間・星漿体との同化の時期を迎える。

同化の2日前、呪術高専2年生の五条と夏油は、星漿体・天内理子の同化当日までの護衛を命じられる。

五条達は天内殺害を目論む呪詛師達を返り討ちにし、同化当日を迎えるが、突如、「術師殺し」の伏黒甚爾が高専を襲撃する。

甚爾は盤星教という非術師の宗教団体の依頼で天内の殺害を目論んでいた。

最初に甚爾は時間稼ぎを図る五条と交戦し、激戦の末に殺害する。夏油は、天内と共に天元の膝の元に辿り着くが、後から追ってきた甚爾に天内を殺害され、夏油も打ち負かされる。

その後甚爾は天内の遺体を盤星教に引き渡して多額の報酬を得る。しかしその後、反転術式で生還した五条が現れ、甚爾は激戦の末に敗北して絶命した。

その後、五条と夏油は盤星教から天内の遺体を引き取りに行くが、そこは盤星教信者の笑顔と拍手で溢れていた。

玉折(ぎょくせつ)編(9巻76話 - 79話)
2007年、呪術高専3年生の五条と夏油は特級呪術師になっていた。

五条は「最強」として、その実力をさらに伸ばし続けていた。一方夏油は、星漿体護衛の一件から、それまで掲げていた「呪術は非術師を守るためにある」という信念が揺らぎ始めていた。

そんな中、夏油は8月に高専に訪れた特級呪術師の九十九由基と言葉を交わし、その結果「非術師を皆殺しにすれば良い」という考えが生まれ始める。

その後も夏油は後輩の死、さらには9月に任務で訪れた田舎で、住人達に虐待されていた呪術師の少女の惨状を目の当たりにする。

遂に夏油は、「猿(非術師)は嫌い」という本音を選び、村の非術師達を虐殺して呪詛師に堕ちた。

事件後、夏油は五条に「非術師を抹殺し、呪術師の世界を創る」と宣言し、呪術高専から離反する。

その後、夏油は盤星教を乗っ取り、術師の仲間と共にその活動を始める。一方五条は自身を悔い改め、強い仲間を作ることを決意する。

こうして2人の親友は、互いに異なる道を歩むのであった。

宵祭り(よいまつり)編(9巻79話 - 10巻82話)
過去編が終わり、舞台は現在に戻る。

2018年10月19日、呪術高専京都校の2年生・与幸吉が、夏油達の内通者をしていたことが判明する。

与は先天的な身体の欠損・不自由の持ち主であり、夏油達に協力する際、「対価として真人の呪術で肉体を治す」という契約を結んでいた。

与は同日、夏油達に内通者を辞退することを告げ、真人に肉体を治させる。その直後に自作の巨大ロボットの装甲傀儡を起動し真人と交戦するが、最終的に敗北して死亡した。

渋谷事変(しぶやじへん)編 (10巻83話 - )
2018年10月31日、渋谷駅周辺に特殊な帳が張られ、一般人が閉じ込められる。

これに対し、高専は五条悟単独での渋谷平定を決定し、同時に4人の一級術師の七海建人、禪院直毘人、日下部篤也、冥冥が、それぞれ昇級査定中の伏黒、釘崎と真希、パンダ、虎杖と共に渋谷に派遣される。

渋谷駅の地下5階に潜入した五条は、漏瑚ら呪霊たちと対峙する。両者は一般人の群衆の中で戦いを始め、最終的に五条は生きた結界・獄門疆によって封印される。

また、今まで呪霊と暗躍していた人物は、夏油傑の肉体を奪った何者か(以下、「偽夏油」)であることが判明した。五条の抵抗によって獄門疆を動かせない中、偽夏油一派の中で「宿儺の器」の虎杖の扱いについて意見が分かれ、虎杖をめぐる競争を始める。

そんな中、生前の与が残した傀儡が起動する。傀儡は虎杖達に五条の封印と偽夏油達の存在を伝え、虎杖達は五条奪還に向けて渋谷駅の地下5階を目指す。