基本的にミニ四駆にはステアリング機構がないから、フェンスに当たって方向が変わってるよね。そこで滑らかに曲がるためにローラーがついてるわけ。(昔はローラーなんて発売されてなかったからボタンとかをローラーにしてたらしいわ)

それゆえに普通の車ではありえない動きがあるの。

byミニ四駆でGO!:KAZさん



これはミニ四駆でGO!さんの「初級からのセッティング」の冒頭の言葉です。


もしも実車であるならば、コーナーリングで一番重要なのはタイヤです。


グリップが弱ければ、前に進む力にフロントタイヤが負けて曲がりませんし、曲がっても遠心力でアウト側に引きずり込まれてしまいますよね。(中学生なんでクルマになんか乗ったことないですが)




ミニ四駆の場合、コーナーリングで一番重要なのはローラーです。


ミニ四駆というのは難儀なもので、モーター変えて、電池を新品にするだけで簡単にコースアウトできてしまいます。http://ameblo.jp/ese/entry-10008386199.html


なのでコースオフしないためにはローラーをいじって、コーナーリングでの安定性を高める必要があるのです。どこをいじるかって言うと・・おっと、それは後で説明しますか。




そのほかコーナーリングで重要なのは重心の低さとか、車体剛性とかいろいろあるわけですが


ここではローラーについて重点的に考察していきます。






1)コーナーでのスピードアップを狙う


これが目的の場合、まず一番最初にするのはローラー自体の基本性能の高いものを選んでやる事です。


キット標準のプラスチックローラー?もちろんダメです。段付きビスとの抵抗が大きすぎます。


私の良く使っているローラーは13mmベアリングローラーと、19mmプラリングつきアルミベアリングローラーです。


前者の13mmローラーで私の着目しているのは鍛えればどこまでも下がる回転抵抗です。


ためしに、カバーを全部外して脱脂を行ってみてください。おおっ、軽く10秒は回るようになったじゃないですか!


脱脂の知識なんかほとんど無い、私のような素人レーサーにとって即戦力になる優秀なローラーでしょう。




後者の19mmプラリングローラー、これもまた良いんです。


まずひとつ、なんて言っても軽い!


ローラーを六つも付けてみればその軽さが解る事でしょう。ただでさえ重いMSシャーシにとっては非常にうれしいローラーです。


径が大きいことで、ちょっとしたコース壁の段差にも耐えられるタフな性能も期待できます。