2012年度のバルドラール浦安・市川本八幡スクールもいよいよ最後の練習を迎えました。
今回は高学年クラスのお話です。
このクラスは一人一人、本当にフットサルが好きで、「上達したい」という気持ちが伝わってくる集団でした。
毎回いい雰囲気で練習が出来ていて、適度な緊張感、和やかな空気をうまく作り出していたように思います。
いつだったかコーチチームと子供達で試合をしたときのことです。
コーチチームは得点を重ね、子供たちに勝利しました。
ゴールが決まるとコーチは喜びます。(子供たちに何かをしたわけではありません(笑))
確か僕は後方からゲームを見ていて、子供たちのトライがなかなかコーチたちに通用しなかったように記憶しています。
それでも何度も諦めずにトライし、惜しい点差まで迫ってきました。
試合はコーチチームの勝利。
練習の中のゲーム。
コーチたちに迫ることができたから「よくやった」と思う子がいても不思議ではない流れ。
それでも子供たちが見せた表情は「悔し涙」でした。
彼らにとって相手がコーチだろうが関係ないんですね。
どんな相手でも全力で勝とうとしている。
その表情に驚くと同時に、「涙を流せる気持ち」が素晴らしいと感じたことを覚えています。

最後の練習はゲーム中心のリラックスした空気の中で行われました。
各チームにコーチが加わり、リーグ戦や勝ち抜き戦を行いました。
子供達やコーチからも笑顔が溢れていて、とても良い時間を過ごすことができたと思います。
ゲームの中で金井コーチがドリブルから強烈なシュートを披露しました。
子供たちからは、
「ずる~いっ!」
という声もあがりました。
素直な感想だと思います(笑)

しかし、第一線で戦う選手のプレーを肌で感じる機会、スタンドではなく同じピッチの上で感じられる機会がどれくらいあるのでしょうか。
普段の練習の中で鳥丸コーチから受けるパスも同じです。
コーチは狭いエリアでも正確なパスを子供に送ります。
では、なぜそれができるのか。
今の自分たちに同じことができるのか。
これから「子供たちが目指していく世界」と「今の力」を身近に比べることができること。
もちろんフィジカル面などの違いはありますが、子供たちが「ずるい」と感じるスピードやテクニックがスタンダードな世界なのです。
それは子供たちの「現在地」と目的とする場所にいるコーチのいる「位置」の距離を知る機会でもあります。
今回の練習の最後には鳥丸コーチから「少し厳しいことをいうようだけど...」と前置きした上で、
「どれだけ努力しても成功しないこともある。でも、成功した人は必ず努力をしている。」
そんな言葉が子供たちに掛けられました。
金井コーチからは、
「(高学年だった当時の自分に)教えてあげられるなら、『おまえもっと練習しろよ!後で苦労するぞ!』って言いたい。」
という、後悔しないために全力で練習を頑張る大切さのお話がありました。

これから先、どの子にもステップアップを目指して頑張って欲しいという気持ちはコーチ皆同じ気持ちだと思います。
また、個人の成長を目指すと同時に、仲間を大切にすることをピッチ内外問わずに忘れないで欲しいです。
味方に「要求」はしても「文句」は言わない。
僕はこれが当たり前にできている彼らを誇らしく感じています。
スクールを通じて、技術を高めるだけで終わってしまうのは寂しいですよね。
今、当たり前にできていることがどれだけ大切なことかを自覚して継続してくれれば、ピッチの外でも素晴らしい生活を送れると思います。
最後になりますが、6年生は本当にお疲れさまでした。
次のステージでの飛躍を心から祈っています。
1年間、スクール生のみんなもありがとうございました。
また4月から頑張っていきましょう。
