TVを見ながら書きましたので、

少し違っているかもしれません。

 

あるところに二人の女の人がいました。

お互いのことを全く知らない二人です。

一人をあなたは覚えていません。

もう一人をあなたはお母さんと呼んでいます。

その二人のいることが

他の誰とも違うあなたらしさにつながっています。

 

一人はお星様のようにあなたを優しく見守り、

もう一人はお日様のようにあなたを暖かくつつみます。

一人はあなたをおなかの中で育み産みました。

もう一人はあなたと一緒に生きてきました。

一人はあなたに愛を求める力を与え、

もう一人はあなたをどんな時も愛しています。

一人はあなたを国の人にし、

もう一人は名前をつけてくれました。

一人はあなたに産まれ持った才能を与え、

もう一人はその才能を伸ばして、夢を持たせてくれました。

一人はあなたに喜び悲しみを感じる力を与え、

もう一人は不安でいっぱいのあなたを安心させてくれました。

一人はあなたの産まれたばっかりのかわいい微笑をいつも思い、

もう一人はあなたの悲しみを包み込んでくれました。

 

一人はあなたと別れました。

それがあなたのために出来る精一杯の愛でした。

もう一人はあなたに会いたくて、

一生懸命祈り、神様が迷わず引き合わせてくれました。

 

そして今、

あなたはずっと気になっていたことを

目に涙を浮かべながら聞きます。

 

「産んだお母さん、育ててくれたお母さん、

どっちが本当のお母さん?」

 

「我が子よどちらもあなたのお母さんなのよ。」

「あなたには二人のお母さんから、

それぞれの愛が注がれているの。」