難しいことは抜きにして、家を返せば完済となるローンと思えばよい。

日本では、収益物件を除き、一般的にはない。

おかしいのである。

 

ノンリコースの世界では、

家は、「質草」みたいなものである(この表現は極端かも知れないが)。

 

欧米ではこのような最悪返済不要のスタイルが一般的なのに対して、

日本は完済して終わりという考え方だ。

だから、欧米では家の売却代金だけでは足りない部分を

お金で負担するなどということはない。

 

欧米では貸し手の銀行が住宅の価格変動リスクを背負っているのだ。

貸手責任というものだ。

 

借り手(消費者)に厳しく、貸手にやさしいのが日本の住宅ローンだ。

世界標準からずれているのは、

金融機関の甘さ(能力不足)と

我々の勉強不足にも原因があるのではないだろうか。