確か前にも書いたと思うが、
吉川英治の「宮本武蔵」の最後に出てくる言葉だ。
ある仏教書を読んでいると、
こんな言葉が出てきた。
皆さんも知っている「般若心経」の言葉だ。
「不増不減」
何かが増えた減ったと一喜一憂することは
まるで、心の水鏡に小波(さざなみ)をたてるようなもの。
深いところの水が表面の小波の影響を受けることなく、
どっしりとしているように、
些細なことで流されないことという意味である。
私みたいな凡人は、宮本武蔵のような心境にはまだまだなれない。
だから、
せめて「ありがとう」、「感謝します」、「ツイてる」と
言う毎日である。