家屋(建物)の評価証明書にはその建物の床面積が記載されていますが、マンションの場合には若干の注意が必要です。

下図の「地積又は床面積」欄を見ると、「登記床面積」と「現況床面積」の二つが記載されています。「登記床面積」欄は、購入したマンションの専有部分の登記簿面積がそのまま記載されるのに対し、「現況床面積」欄には専有部分の面積だけでなく、廊下や階段などの共用部分の床面積をその持分によって按分した数字が加えられています。つまり、共用部分の面積が多いマンションであればあるほど、各部屋の専有面積と評価証明書に記載されている現況床面積との違い(2割~3割増し程度)が大きくなります。

つづく