契約の解除は、
契約の当事者にとって契約をした目的を白紙に戻す状態となります。
お互いが不利益を受ける可能性がありますので、
どのような場合にどのような契約の解除があり得るのかをよく認識することが大切です。
内容をよく読み、かつ専門的な用語については、
質問をして説明してもらうとよいでしょう。
説明にあたり大切なポイントは、次のようなことです。
1)どのような理由なら、解除することができるのか。
2)どの段階までなら解除することができるのか。
手付解除は、「相手方」が「契約の義務の履行に着手する前」であればとか、融資利用の特約による解除は、買主が融資利用が不可能とされてから、一定期間内に解除する必要があるなど、解除ができる時期が重要な場合があります。この時期を正しく認識する必要があります。
3)解除するには具体的にどのような手続で行うのか。
解除の意思表示は、書面にして、原則的に契約相手方宛に提出して行います。
4)解除をした場合のその後はどうなるのか。
解除に伴い、設計変更をしている場合などは、原状回復義務が生じますので、
契約の履行が一部されてしまっている場合には、それらを元に戻す費用が必要になり
ます。
重要事項って、本当に大切ですね。