エスクロウ制度(われわれはエスクローと表現しています)

契約の流れを一言でいうと、通常、契約に向けての打診や交渉に始まり、契約締結そして決済・引き渡しとなる。

日本の場合、契約締結の前に不動産業者によって取引物件の権原や抵当、瑕疵等の調査が行われ、売買の当事者には経済性の検討等を行う。不動産業者はその調査結果や契約内容を主任者をして売買当事者に説明させ、合意に至れば契約締結そして決済・引き渡しの運びとなる。住宅ローンの成立等を条件とした停止条件付契約では異なるが、契約締結と決済の時期の間隔は多くの場合さほどではなく、ときには同日に処理される場合もある。

つづく