『善を為すもその益を見ざるは、草裡(そうり)の東瓜(とうか)のごとし。』(菜根譚 ※8)

善行をしても、その報いが現れないのは、草むらの中の瓜のようなものである。それは人の目には見えなくても、おのずと立派に成長している。因果が応報するには時間がかかる。このことを心して、結果を焦らず、日頃から倦まず弛まず、地道に善行を積み重ねるよう努めることが大切である。