元気なシニア向けにペット共生マンションを分譲
2006.12.7 日経新聞引用
より明確にシニア向けを打ち出すマンションも登場しています。マツヤハウジングでは50代後半から60代半ばの元気なシニア層を「アクティブ・シニア」と位置づけ、この層を意識した物件開発を手がけ始めました。
第1弾として多摩市で分譲中の「ガーデンホーム多摩永山」では、ペットとの共生をテーマに、各住戸の中央に約1畳大のペット専用の居室を設置している点が特徴的です。リビングや寝室、廊下などに通じる引き戸を設け、戸を開放することで各部屋にペットが自由に行き来できるようになっています。
また、業界では初の試みとして、住戸内の玄関脇にペット用の足洗い場を兼ねたスツールを設置しています。「これまではエントランスや駐輪場の横に足洗い場を設置するケースがほとんどでしたが、水しか使えず冬寒いなどの理由であまり使われていないケースも多かったのです。そこで室内に足洗い場を設け、お湯も使えるようにしました」と、開発を担当した同社営業企画部課長の山田邦博さんは話してくれました。
このほか、1階の共用部分には温水ペットバスやトリミングテーブルを設置。ペットクラブ運営会社と提携してしつけやグルーミング教室を開くなど、居住者同士のコミュニティ形成も促していく考えだそうです。最近はペット飼育が可能なマンションが多くなっていますが、ここまで徹底してペット対応としているケースは珍しいといえるでしょう。
ペットとの暮らしはシニアにとって有益 






シニア向けマンションとしてペット共生を打ち出したことは、かなり的を得た企画だと言えるかもしれません。というのも、50代ビジネスマンと主婦を対象とした調査で、犬や猫を飼うことの効用を実感している人が多いとのデータが出ているからです。
ペットフード工業会が今年10月に行った「退職後の犬猫飼育に関する意識調査」によると、現在犬や猫を飼育している人の約8割が効用を実感していると答えています。具体的には、「家族間のコミュニケーションが深まった」(75.9%)「ストレスが減った」(51.2%)「心の支えになった」(40.7%)といった回答が上位に上がりました。また、「犬や猫を飼うことで夫婦喧嘩が減ったと思う」との回答は約4割に達しています。