2006年11月16日 日経新聞引用

家庭部門のCO2排出量は年々増加している

耐震や省エネ、防犯、バリアフリーなど、マンションの性能にはさまざまな要素があります。住宅性能表示制度では10の性能について取り上げていますが、それだけにはとどまりません。なかでもこのところ注目度が高まっているのが、マンションの「環境性能」です。

温暖化防止に向けた京都議定書により、日本では2008年~2012年のCO2排出量を1990年比で6%削減することを目標に掲げていますが、実際には排出量は年々増加傾向をたどっています。特に家庭部門での増加は著しく、2005年度(速報値)は90年比37.4%の増加となりました。

そこでマンションについてもなるべく環境への負荷を軽減し、CO2排出量を抑えること、すなわち環境性能を高めることが大きな課題としてクローズアップされることとなったのです。こうした環境性能をいち早く制度に取り入れたのが、東京都の「マンション環境性能表示制度」です。


東京都では昨年10月に、環境性能表示制度をスタートさせました。対象となるのは延べ床面積1万㎡超で、住居部分の延べ床面積が2000㎡以上のマンションです。条件に当てはまるマンションは都に環境配慮の措置を記載した建築物環境計画書を提出し、環境性能について広告などでラベル表示することが義務づけられています。

ラベルに表示されるのは「建物の断熱性」「設備の省エネ性」「建物の長寿命化」「みどり」の4項目。それぞれ星の数で性能が表され、星1つは建築基準法などで求められている環境配慮の水準、星2つはそれよりも環境配慮が上回る水準、星3つは環境配慮が最も優れた水準とされています。