古いマンション丸ごと改装


2006.11.16 神戸新聞引用


住宅開発・分譲などのウィル不動産販売(宝塚市)は、古いマンションを丸ごと改装し、新築同様の分譲物件として販売する事業を始めた。「リノベーション(再生)」という取り組みで、解体して新築するのではなく、既存資産を生かすのが特徴。第一弾として尼崎市武庫之荘の築二十年ほどのマンションを改装し、このほど発売した。

 リノベーションはリフォームよりも大規模に改装し、それまで以上に物件の価値を高めるのが特徴。近年、導入が増えているが、マンションを丸ごと改装するのは珍しいという。

 武庫之荘の物件は「リブレカーサ武庫之荘」。鉄筋コンクリート四階建て全十三戸で一九八九年の完成。同社によると、賃料の高さなどで近年、入居者が減少していたという。

 再生にあたって玄関の前に小庭園と池を配置し、玄関にも御影石のタイルを敷き詰めた。外装もベランダの床に滑り止め加工などを施し、壁のタイルも磨き直した。内装は入居者の希望に合わせて施工できる。

 今回の販売対象は九戸。八十三平方メートルから百四平方メートル。基本プランは3LDKだが、自由に変更できる。価格は平均で四千三百万円程度。同社は「今あるものを生かし、今後も入居者に喜ばれる物件を提案していきたい」としている。