「第3分野」保険の不払い4300件、損保大手6社が調査結果を発表

2006年11月1日 15時5分日経新聞

損害保険大手6社は10月31日、医療保険などの「第3分野」商品の不適切な保険金不払いについて調査結果を発表した。不払い件数は、2001年7月から2006年6月までの5年間で合計4365件にのぼった。

不払い件数が最も多かったのは、三井住友海上火災保険の1140件。6月時点では927件と報告していたが、調査対象となる期間を拡大したため、223件増加した。同社は6月に行政処分を受け、現在も終身医療保険の新規募集、契約といった業務を停止している。

次いで損保ジャパンが975件、日本興亜損害保険は833件、東京海上日動火災保険は805件、あいおい損害保険は470件、ニッセイ同和損害保険は143件だった。

一般的に医療保険などの約款では、契約前にかかった病気(既往症)に、契約後再びかかった場合、保険金を支払わないとしている。各社の報告では、契約後にかかった病気が既往症か否かを適切に確認せず、不払いにするといった事例が多くみられた。