小さな盆栽が癒してくれる


枯山水は石や砂で山水を表現する日本庭園様式の極致だが、盆栽も小さな鉢という空間の中に1つの「宇宙」を作るという意味では、枯山水に匹敵する総合芸術といえる。

植栽された枝や葉が里山や林、川原など四季を映した風景を模す盆栽は、まさに水彩画のような奥深さと味わいを持つ。日本が世界に誇るこの伝統文化が今、密かなブームを呼んでいる。

今ではガーデニングの延長として、多くの女性や若者に楽しまれるようになってきた。

お金がかかりそうなイメージがあるが、安いもので500円程度からある。

ホームセンターやスーパーでもかえるので、どこで買っても手軽に持って帰れるのも人気のようだ。

「苔玉」の人気も高い。植物の根の部分を用土とともに球状にまとめ、その周りを鮮やかな緑色の苔で丸く包み込んだものをいう。緑の玉から植物が生えている様は、まるで「星の王子様」に出てくる小さな惑星のよう。

鉢や受け皿としておしゃれな陶器を使うことで、観葉植物とは趣の異なるグリーンインテリアにもなる。

日々の生活におわれ、自分を見失いそうになったら、盆栽でもぼんやり眺めてみてはどうでしょう。