新生銀、住宅ローン新規顧客開拓 不動産40社と提携

新生銀行は、新規で住宅ローンを組む顧客の開拓に乗り出す。新規顧客を銀行に紹介する不動産業者との提携数をすでに約40社にまで拡大。また、10月2日までに住宅ローンのコンサルティングスタッフが常駐する店舗を、現行より10店舗多い18店舗に引き上げる。

 国内の住宅ローン市場は、新規需要が借り換え需要のおよそ2倍あるが、新生銀は借り換えが全体の過半数を占めている。このため、需要が多い新規需要を本格開拓し、住宅ローン事業の強化を目指す。

 新生銀は2002年2月末に住宅ローン事業に参入。通常57万円程度かかる契約時の保証料や繰り上げ返済手数料を無料にするなど斬新なサービスが人気を呼んで、貸出残高は右肩上がりに伸びており、06年3月末現在で4300億円に達している。

 ただ、顧客の過半数は他行からの借り換えが占め、新規の顧客獲得が遅れていた。そのため、新規顧客を紹介してくれるマンションデベロッパーなど不動産業者との提携が不可欠と判断し、05年夏から提携を進めていた。

 一方、住宅ローンの相談を受け付ける店舗を拡大するのは、顧客の利便性を高めるのが狙い。都内にある渋谷、汐留ジオサイト、六本木ヒルズ、目黒、二子玉川、吉祥寺、八王子や、千葉、大阪、神戸の拠点に専任スタッフを配置する。

 新生銀によると、住宅ローン市場は年間約25兆円で、このうち新規は約16・5兆円、借り換えは8・5兆円。2倍の市場規模の新規需要を取り込み、住宅ローン事業で攻勢をかける