大手3行、長期固定の住宅ローン利下げ

 三菱東京UFJ、三井住友、りそなの3銀行は1日から、長期にわたって金利を固定する型の住宅ローンの基準金利を引き下げる。今年に入って中長期の市場金利の上昇を受けて引き上げ傾向が続いていたが、最近は逆に市場金利が下がっているためだ。日本銀行が7月にゼロ金利政策を解除して以降、将来の金利上昇をにらんで長期固定金利型が人気を集めるなか、銀行側が引き下げを競っている面もある。

 三菱東京UFJは15年固定型を8月分より0.15%幅低い4.10%に、20年を0.20%幅低い4.35%とした。三井住友は10年を超える借り入れ全期間の金利を固定するローンで、0.05~0.15%幅の引き下げ。りそなも10年~20年固定型を0.05%幅引き下げる。

 一方、みずほ銀行は、8月分で利上げを見送ったこともあり、9月分も据え置いた。

 住宅金融公庫が8月に発表した顧客調査で、全期間固定型の利用希望者が昨年度の54%から71%へ上昇。こうした人気の高さを受け、各行とも長期固定型で優遇策を打ち出している。

 一方、短期の市場金利はやや上昇しており、三菱東京UFJは1年固定型を0.15%幅、2年固定型を0.05%幅引き上げる。三井住友やりそなは短期型を据え置いており、各行で戦略の違いが出ている。