非銀行系の新型住宅ローン 返済能力で融資決定
勤続年数や雇用形態、国籍などを融資条件にせずに、返済能力に応じて資金を貸し出す新しい住宅ローンが非銀行系を中心に登場し始めている。新型ローンは、銀行の通常の住宅ローンの融資条件では融資が困難とされた顧客も、信用力ある顧客として再評価される。住宅ローンをめぐる金融機関の顧客争奪戦が激化する中、注目を集めそうだ。
総合不動産企業のニューシティコーポレーション(社長・原史郎氏、東京都港区)は今月から、住宅ローンの申し込みと融資手続きがウェブサイト上で24時間、手軽に迅速にできるオンデマンドサービスを始めた。実際に提供するのは、同社の子会社で住宅ローンを専門に取り扱うエヌシーシー・モーゲージ。
住宅ローンのタイプ、借入金額、借入期間など条件を含めてウェブ上で融資限度額が把握できる。融資決定は勤務先、勤続年数、国籍、配偶者の有無などでなく、個々の返済能力に応じて審査する。
外国籍の顧客も、永住権や適切な在留資格を所持する国内居住者であれば申し込みが可能。オンラインで事前承認を得た顧客は必要種類を送付、受理された後、ローン契約が締結されることになる。
新型住宅ローンで先行するのは、GEコンシューマー・ファイナンス(社長・熊谷昭彦氏、東京都目黒区)。個人向け金融強化の一環として、昨年から顧客の返済能力に応じ金利水準が選べる国内初の住宅ローンを発売した。
清原正治常務新規事業部門統括は「住宅ローンには、メガバンク中心の金利競争というスタンダードな部分を外れたさまざまな借り手のニーズがある」と話している。