マンション内の犯罪防げ!

安曇野署が危険個所など点検

 今年3月に神奈川県内で男子児童が突き落とされ、県内でも長野市で女子児童がいたずらされるなど、マンションを舞台にした犯罪が増加している。全国の警察が防犯対策に力を入れる中、安曇野署でも管内のマンションに署員を派遣し、危険個所をチェック、指導する取り組みが始まっている。

 安曇野市内の5階建てマンションに、防犯指導係の署員と近くの交番から2人、管理者らが集まった。指導係はチェック表を手に玄関、エレベーター、非常階段、屋上への経路、廊下の柵の高さ、駐車場などを管理者の案内で見て回った。

 夜間の照明の明るさ、防犯カメラ設置の有無、周囲からの見通しを細かく尋ね、チェック表に書き込んでいく。「玄関、エレベーターにはカメラをつけたほうがいい」「自転車置き場にはセンサーライトを」。点検が終わると不安な場所や対策を指導。管理者は真剣に耳を傾けていた。

 同署管内の3階建て以上の対象物件は約100件。7月末に指導を始め、検査済みはまだ4件だが、今後すべての管理者に自己診断シートを配り、要望があれば係や交番職員が直接現場に出向く。指導後に改善があった場合は連絡してもらい、指導の効果を検証する。

 「対策にはお金がかかることもある。簡単にはいかないが、何か起きてからでは遅い。交番との連携を密にするなど、できることから始めてほしい」と係の署員。安全な街への地道な取り組みは続く。

 (鈴村隆一)