ゼロ金利解除で固定型ローンが人気-。

 住宅金融公庫が実施した「住宅ローンに関する顧客アンケート調査」の結果によると、日本銀行のゼロ金利政策の解除に伴う先行き金利上昇が見込まれる中、住宅ローンの新規契約に固定金利型を選ぶ人の比率が昨年度調査に比べ大幅に増加していることがわかった。

 具体的には、住宅ローン利用予定者が希望する金利タイプは、「全期間固定型」の割合が昨年度調査時の54・1%から、71・3%に拡大し最多を占めた。半面、金利の上昇傾向が続くと返済負担が増えるため、変動金利と固定金利を組み合わせる「固定期間選択型」を希望する回答は、昨年度比11・6%減の21・8%と大幅に低下。完全な「変動型」を希望する回答も昨年度比5・5%減の7・0%にとどまった。

 一方、ローン返済中の金利上昇に伴って返済額が増えた場合の対処については、変動型・固定期間選択型の民間住宅ローン利用者のうち42・0%が「一部繰り上げ返済する」、24・1%が「借り換えする」と具体的な行動を上げた。ただ、4人に1人に当たる26・1%は「わからない」と回答、金利変動への対応に苦慮している人も相当数に上ることがわかった。

 調査は、住宅金融公庫がインターネット上で7月12~18日に実施。住宅取得予定者4667件、住宅取得者4231件から回答を得た。