隠れたお客を誘い出す(マンション購入関連ニュース編)
3400万円相当の家一棟・・・7月、史上最高額の景品が登場した。
戸建ての住宅分譲のある業者が「外断熱」という新しい工法の住宅の愛称を募集、最優秀作品に決まった人にこの住宅を贈呈する。
商品を購入しなくても応募できる「オープン懸賞」は4月、1000万円の上限規制がなくなった。
早速、高額景品を掲げ、8月初旬までで営業エリア外の東北も含め7000人の応募があった。
寄せられる質問は1日50件。業者は意外な手応えをつかんだ。
すでに媒体露出効果は5700万円だそうだ。知名度不足を補い、7000人の中から潜在顧客を探り当てれば、十分お釣りがくる。
グリコは2万種
メーカーが商品におまけをつけて販売する販促手法は、19世紀後半の米国までさかのぼることができる。
たばこメーカーのデューク社が、女性の絵などをあしらったカードをたばこのパッケージに封入して販売し、これが世界に広がったとされる。
日本では江崎グリコが1927年に菓子にメンコなどを付けて販売し、おまけ普及の先駆けとなった。グリコのおまけはこれまでに2万種類超、累計で50億個が消費者に行き渡った。
いらないおまけはいらない
おまけをつけたからといって誰もが買い得だと感じるわけではない。毎年、1000種類もの新商品が登場する清涼飲料水。
よくペットボトルにミニチュア模型などのおまけをぶらさげるメーカーに対してコンビニ各社の態度が変わった。
「ありふれたおまけなら結構」と断るケースが出始めた。1年前は「付けるだけで商品を置いてもらえる店が5割増えた」(大手飲料メーカー)のに、デフレの出口に立つ今は消費者に価値を認められないと売れ行きは伸びず、コストが無駄になる。
おまけにも「商品力」がないと消費はつかめない。