住宅ローン緩やかに上昇(マンション購入関連ニュース編)


住宅ローン金利が上昇する。三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行、りそな銀行は1日から、一定期間金利を固定するタイプの金利を0.03~0.1%引き上げると発表した。10月には変動金利型も0.25%上げる見通し。

日銀によるゼロ金利政策の解除がじわりと影響し始めている。

長期的に金利が緩やかに上昇していくとみて、低金利のうちに借入金利を抑えようと長期固定型に借り換える動きもある。

三菱東京UFJ銀行とりそな銀行は金利の固定期間が2年(2年物)の住宅ローン金利を0.1%上げて年2.45%にする。

三井東京UFJ銀行と三井住友銀行の3年物は年2.8%と7年半ぶりの水準。

三井住友銀行は5年物も0.05%上げる。期間限定でローン金利を割り引く大手銀行もあるが、その金利も上がる。

住宅ローン金利が上がるのは、日銀がゼロ金利政策を解除して短期市場の金利がわずかながら上昇したためだ。

大手銀行は10日以降、企業向け貸出の基準となる短期プライムレート(最優遇貸出金利)を引き上げる。

これに伴い、借入期間中に金利が変わる変動金利型も10月から0.25%高い年2.625%8年ぶりの水準になる。

住宅金融公庫が民間金融機関と提携した長期固定型ローン「フラット35」(最長35年)の平均金利も4月に年3%を超え、最近は年3.2%前後になっている。

金利上昇で利用者の負担はやや増える。

大手銀行によると、2200万円(返済期間35年)を年2.7%で借りると、毎月の返済額は81000円。

年2.8%になると毎月の返済額は1200円増える。

3年前に2500万円(返済期間35年)を3年物で借りた人が、8月に再び3年物(年2.8%)を選ぶと毎月の返済額は7000円多くなるという。

大手銀行の住宅ローン金利はほぼ横並びだが、戦略の違いも見える。

みずほ銀行は8月の金利を据え置く。

みずほ銀行、りそな銀行は3年~5年物を他行より0.05~0.1%低くする。

短期固定型のニーズが大きいためだ。


資金に余裕のある人は金利の低い短期固定や変動型にして繰り上げ返済を考えるべきだ。