少子化・高齢化ともに世界一
日本の人口に占める65歳以上の高齢者の割合は21.0%と世界最高になる一方、15歳未満は13.6%で世界最低となり、高齢化・少子化ともに世界で最も進行した国になったことが、総務省が30日付で発表した2005年国勢調査速報でわかった。前回の調査では、いずれもイタリアに次いで2番目の割合だったが、逆転した。少子高齢化が急速に進んでいることが浮き彫りになった。
イタリア抜く
昨年の人口は1億2776万人で、15歳未満が1740万人、15~64歳は8337万人と、ともに前回より減ったが、65歳以上は481.5万人増の2682万人。
日本の高齢者の割合を各国と比べると、80年に9.1%と先進7ヶ国で最低だったが、平均寿命の伸びと出生率の低下で急伸。00年は17.3%で、人口10万人以上の192カ国・地域中最高だったイタリア(18.2%)に迫り、今回イタリアの20%を抜いた。
一方、15歳未満は、前回最低だったイタリアが14.0%で下から4番目になり、日本が最低になった。
フランスは18.2%、米国は20.8%となっている。
国立社会保障・入口問題研究所が2002年にまとめた将来人口の中位推計では、05年の65歳以上人口は19.9%、15歳未満は13.9%と予測されていたが、これを上回るペースで少子高齢化が進んだことになる。
また、少子化の大きな要因とされる未婚率の上昇も続いており、30~34歳の未婚率は男性47.7%、女性32.6%。それぞれ5年前よりも4.8ポイント、6ポイント増えた。65~69歳男性の労働力率は50.2%と、フランスの4.1%、イタリアの10.9%、米国の32.6%と比べても高い。
20代男性34%「朝食は抜き」
20代男性のうち朝食を食べない人は3割を超えることが、厚生労働省のまとめで分かった。
国民の健康づくりの計画「健康日本21」が掲げる目標値(15%以下)からはほど遠い結果で、厚労省は改善を呼びかけている。
調査は04年11月、1歳以上の男女計8762人を対象に、朝に菓子や乳製品、錠剤などを除いて何も食べない「欠食」の状況を尋ねた。全体の欠食率は10.5%(男性12.6%、女性8.7%)。年代別では20代が27.4%で最も高く、逆に30代は20.1%、40代は12.9%。
男女別では、10代後半~50代まで男性の割合が女性を上回り、特に男性の20代(34.2%)、30代(25.9%)、40代(19.0%)は同年代の女性より10ポイント以上高かった。