今日は、帳簿についてお話します。

(TKC事務所通信7月号参考)

 

江戸時代以前にも帳簿づけが行われていた

 

帳簿づけの必要性は、江戸時代以前の商人たちにも十分理解していました。

商売熱心で事業を成功させた商人は、帳簿を必ずつけていたようです。


帳簿のつけ方を島津氏に教えた石田三成


関が原の合戦いで西軍の将として有名な石田三成は、近江出身で計数に明るく財政に強かったといいます。

九州のほとんどを支配していた島津氏が、豊臣秀吉に攻められ降伏して領地を没収され、薩摩・大隈・日向の3国に閉じ込められたときのことでした。秀吉の命を受けて、戦後処理に島津藩に派遺された石田三成は、島津義久から「このままではどうにもならない」と藩の窮状を訴えられました。

すると三成は、「島津藩で作っているお米の余りを大阪に送り、良い値のときに売って、悪い値の時は売らないように」と助言したといいます。

さらに、「帳簿はこうやってつけなさい」と、商売の基本である帳簿づけの方法から損得計算の仕方まで詳しく教えたといいます。

島津氏はそれを受け入れたことで、財政が豊かになったといいます。


江戸商人は、法律で義務付けられていたわけではないのに、帳簿をつけたのは、それによって、売掛金や買掛金が明確に分かり、商売に役立つということを経験的に理解していたからではないでしょうか。


適時明確な会計帳簿を作成することが明文化された

今年の5月に施行された会社法において、「適時に明確な会計帳簿を作成しなければならない」と規定されました。

同時に改正商法においても「適時に、正確な商業帳簿(会計帳簿および賃借対照表をいう)を作成しなければならない」と規定されました。

ここでいう「適時」とは、


・現金取引の場合は「その日のうちに」

・通常の取引の場合は「その月のうちに」                        と解釈できます。


取引における証ひょう書類などをもとに毎日記帳するなど、適時に正確な会計帳簿を作成することの重要性が法律でも改めて確認されたといえるでしょう。


日記もブログも帳簿も業務も勉強も毎日続けることが大事なんですね。

そして、神様、仏様に手を合わすこともです。

それが幸せ(しわを合わす)につながるのでしょう。