会社に戻ると、疲れた私に追い討ちをかける大変な事態が起こっていた。
どこで聞いたのか、各支店の営業マンから、「マンションを投資で買いませんか?」という電話の嵐である(もちろん、半分以上は冗談であったが)。
大阪支店、神戸支店の営業マンまでもが内線電話を私にかけて来た。
何人もの営業マンが私を囲んで離さない。
あの時は、本気で困ったと思った。
家に帰り、お袋に電話を入れた。
一言、「絶対に使ってはいけない。無いものと思うように。」と言われた。
「将来の役に立つことに使いなさい。」
「子供にもお金がいるようになるから。」
不思議と忠実にお袋から言われた事を守った。
あっ、そうそう。思い出した。
宝くじがあたる前日に、私は不思議な体験をしたのである。
(明日に続きます)