・・・・・・・・ そこで、私は苦肉の策を考えたのである。


「すみませんが、会社の金庫に、この宝くじ預かってもらえませんか?」


「責任を持つ事は出来ないで。」と上司。


そうである、私は会社の金庫に宝くじを預かってもらえるように頼んだのである(普通は絶対に預かってもらえない。これを預かってくれる大京という会社はすごいと思った)。


正直、持って帰ることなんて出来なかった。


いくら鍵があるとはいえ、自分のデスクの中に置いておくことも出来なかった(もし何かあったら皆に迷惑をかけると思った)。


だから、会社の金庫に預かってもらったのである。


翌日、私は運転免許証と金庫に預けていた宝くじを持って、銀行に出かけた。


昨日会ったまじめそうな銀行員が応接で応対してくれた。


これで手続きが終わる。


口座に当選金が入金されると思ったのも束の間、

「真券かどうかを、本部で鑑定しますので、一週間ほどお時間をいただけますか。」


「な、何。・・・・・・。」


「鑑定の結果が来ましたら、お電話差し上げますので、今しばらくお待ちください。」


「分かりました。」、「大変ですね。」と私。


そして、5日ほど経った、ある日、私宛に電話がかかってきた。


「今日か明日に、銀行まで来ていただけますか?」


「はい、分かりました。それでは、・・・・・・・・・。」

 

(明日に続きます)


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