人気のある地域に立つマンションのモデルルームを見学しました。
販売価格帯も以前に比べ高くなっており（坪単価）、土地の値段や施工単価が上がってきたことが、購入者に直接影響するようになりました。
モデルルームは販売価格が４,５００万円～という部屋がモデルになっており高級感を出した演出になっていました。
毎回思うことですが、オプションの多さにはびっくりするのを通り越してあきれてしまうほどです。
すべてのオプションを注文すれば一体いくらになるのだろうかと考えると怖くなってきます。
逆にすべてのオプションを取り外し、すべて標準装備にするとどんな部屋になるのか・・・
今回見たモデルルームの営業マンからいろいろと話を聞きましたが、たしかに最近のお客様は変わってきています。
情報量も増え、一昔前のようにモデルルームを見せるだけでお客様は感動をしてくれなくなってきているようです。
見学に行くモデルルームも増え、お客様の目が肥えてきているのも確かです。
「冷静に見ましょう」とよく情報誌やマニュアル本には書いてあります。
お客様もよく勉強もしてから来場されるみたいです。
営業マンとしては、いかにお客様の感情を高ぶらせ、よい印象と感動を持ち帰ってもらい、その勢いで契約したいのが本音です。
営業マンも営業トークを考え、いかに素晴らしい新生活が待っているかを説明するのです。
お客様が勉強すればそれ以上に営業マンは勉強しなければなりません。
それでいいと思います。
そうすることでトラブルが減り、売主、買主の利益になれば皆が幸せになります。
最後に聞きたいのですが、皆さんは演出されたモデルルームを冷静に見学できますか？
正直私は、オプションの多さに麻痺してしまい、いつも、素直に「いいなぁと」思ってしまうのです。