自営業を営むお客様の住宅ローン申し込みをしました。
その方は現在、持家で残債もあり、普通に見ればかなり状況は厳しい人でした。
まず都市銀行に話を持ち込み相談したが返答はやはり難しい・・・というか取扱いできないとの答え。
それで、購入物件の地域を本拠地とする地方銀行へ同行のローンセンターのセンター長経由で話を持ち込みました。
話は支店扱いとなり、前向きに検討するとのこと。
しかし、何度確認の連絡をしても「検討中、しかし何とかします」との回答の繰り返しでした。
この間私達はもちろん、お客様、事業主も心配になってきます。
当然です、承認が出なければ売買契約は成立しないのだから・・・
金融機関に「どうなっているのか?」と再三連絡してさんざん待たされた挙句に申し込み金額より≪減額≫などといまさらの返答。
この地方銀行はお客様を何だと思っているのか!
私達はお客様に状況を説明し、他行での申し込みに切り替えました。
そこも地方銀行ですが、ローンセンターでは取り扱いができず支店での対応になるとの回答。
しかし、融資の承認はローンセンターで出していただき、そのまま支店扱いになりました。
初めに申し込んだ地方銀行よりも多く額の承認を短期間で決定してくれたことに感謝。
これで気持ちよくお客様と話ができ、引渡しまでの打合せもできます。
そこで、承認の条件として【購入物件の抵当権設定】
これはどこの金融機関でもします。
併せて【現在の持家にも抵当権の設定】というのが条件(共同担保)でした。
もちろんお客様にも説明をし、理解してもらってからの話です。
二物件への抵当権設定というのもなかなか厳しい条件ですが、今回は保証料を支払わなくていいパターンです(約90万円得)。
別の例ですが、銀行によっては保証料を通常の2倍や2.5倍なんてことを平気で言ってくるのです。
借りる立場のお客様は、そんな厳しい条件でも承諾しなければ、融資してもらえず、承知することになることが殆んどです。
金融機関も企業。
分かりますがひどいと思うこともあります。
これって、保証料の名目で、金利取っていることと同じなんです。
皆さんも金融機関の選定は慎重にしましょう。