金銭消費貸借契約(以下金消【きんしょう】といいます)での金融機関の説明義務が増え以前なら1時間で終わっていた金消が、1時間30分から2時間かかるようになりました。
説明義務とは、個人情報の取扱いについて。
個人情報の取扱いについては、事前審査、申し込みの時点で、その旨の同意書を取ります。
金利に関して変動金利を選択した場合には、金利上昇時のリスクについての説明が行なわれます。
元利均等払い(変動金利選択)の場合、毎月の返済額は一定ですが金利は変動します。
5年に一度、返済額の見直しをしますが、金利が大幅に上がっていても現在の返済額の1.25倍が返済額の上限とされています。
100,000円返済していれば、125,000円が上限ということです。
返済額は上限が決まっているため、元金部分がなかなか減らず(⇒金利が上がり金利の返済分が増える。全体の返済額が変わらないため、その分、元金の返済額が減る。)、返済終了期間がきた時(ローン返済の最終日)に残金の一括弁済、という信じられない事が起こりうる可能性があるということを金消のときに説明するのです。
考えれば恐ろしいことなのですが、金融機関の担当者もお客様に対して、説明義務があるので説明しているという感じで説明し、また一つ署名捺印してもらう書類が増えたという感じなんです。
(実際にお客様は何の書類に書名をしているのか分からなくなってくるようです)
お客様も署名捺印する書類の多さや色々な説明を一度に聞いてもすべてを理解するのは難しいと思います。
私達も資料などを読んで勉強しておいてくださいとは言うものの、金消を行なう時期というのが、引渡しの1ヶ月前くらいと入居に向けて一番忙しい時期なので、殆んどのお客様はその場の説明と勢いだけで署名捺印しているような気がします。
お客様の悩むところはもうひとつ、火災保険です。
保険会社やプランが数種類もあり、どれを選んだらいいのか・・・・・・。
地震特約をつけるのか・・・。
これも、保険の内容より支払い額で選ぶお客様が大半を占めます。
注意しなければならないのは、
火災保険は、阪神大震災の時のような地震による火災は火災保険のみの保険では対象外だということです。
地震特約を付けなければ保険金はおりません。
それと、火災保険は生命保険と違い、複数の火災保険をかけていても、支払われる保険金は評価額が限度だということです。
昔で言う、「焼け太り」は×なんです。
二つの火災保険に加入することは無駄ということです。
気をつけてください。
最後に、
お客様と金融機関との取引き(金銭消費貸借契約)でも、担当者に言われるままに出される書類に記入し、そして金融機関も義務だから説明をし、お客様に署名してもらい、最後にまとめて捺印していくという流れ作業的なものになっているのが現状です。
よくお客さんに「金額だけは確認してくださいね」と言いますが、自分が署名捺印する内容はやはり理解しておいた方がいいと思います。
お金を借りることは、マンションを契約するのと同じくらい大事なんです。
銀行だから大丈夫だといった考えは、避けましょう。
損をするのは、個人である「あなた」なんです。