エレベータの最寄り階停止装置、国交省が義務化へ
東京で震度5強の揺れがあった昨年7月の地震の際にエレベーター内に人が閉じ込められる事故が相次いだことを受け、国土交通省は、新たに設置するエレベーターに対し、本震の前の初期微動を感知して最寄り階に自動停止しドアを開ける装置を義務化する。
国交相の諮問機関の専門部会が7日にエレベーターの地震対策をとりまとめたことを受け、方針を固めた。
今年度中に建築基準法の政省令が改正される見通しだ。
昨年7月の地震では、首都圏1都3県で約6万4000台のエレベーターが運転休止し、78台で閉じ込め事故が起きた。
東京都防災会議は3月末、首都直下地震で都内の約9200台で閉じ込め事故が起きるとの想定を発表。
大都市でのタワー型高層マンションの増加もあり、対策が急がれていた。
地震でエレベーターを最寄り階に自動停止させる装置は、本震に反応する「S波感知型」と初期微動に反応する「P波感知型」に分かれ、全国約58万台のエレベーターのうち計約30万台に導入されている。
国交省が新たに義務化するのはP波感知型で、大きな揺れが来る前に止まり、閉じ込め防止が期待できる。
P波感知型が未導入の既設エレベーター約49万台については、40万~130万円程度で改修できることをオーナーや住民に周知し、建物の耐震化の一環として自主的な導入を促す。
ただ、昨年7月の地震では、ドアの開閉センサーの過敏反応などで、P波感知型でも閉じ込め事故が起きた。
これを受け、国交省はセンサーの改良をメーカー側に求める方針だ。
それでは、また、晩に・・・・・・・。