地滑りは秒速20メートル 京大研究者らレイテ島調査

朝日新聞2006年03月27日抜粋

 

フィリピンのレイテ島で先月起きた地滑りの原因解明のため現地入りしていた佐々恭二・京都大学防災研究所斜面災害研究センター長が、1000人以上の人々が生き埋めになった地滑りでは、大量の土砂が毎秒20メートル前後の高速で滑り落ちたとの見方を示した。

 

また、「同じ頃に発生した地震が地滑りのきっかけになった可能性もある」と語った。

 

佐々氏によると、被災地のギンサウゴン地区では地滑り発生の10日ほど前から激しい雨が降り続いた。

 

一帯の山は、溶岩の岩盤に火砕流堆積(たいせき)物のもろい地層、その上に火山灰が堆積しており、大量の水分を吸った地層が「水に浮いた状態」になる中で起きた地滑りによって2分余りの短時間で約400戸の集落が埋め尽くされたらしい。

 

ただ、一帯の雨量は発生時の4日前から減っていた。

 

このため佐々団長は17日午前10時36分に発生したマグニチュード2.6の地震に注目、「すでに不安定になっていた地層なので、小さな揺れでも地滑りを引き起こす可能性はあった」と語った。

 

地滑りと地震のどちらが先に発生したかは特定されていないが、フィリピン当局者は事故直後、「地滑りを起こすほどの揺れではなかった」との見方を示していた。

 

以上、参考までに。