少し長いですが、最後までお付き合いください。


人生もいろいろですが、住宅ローンもいろいろです。


マンションの構造も大事ですが、お金のことも大事です。


お客様の中には、意外と「お金」の怖さが分かっていない方がいらっしゃいます。

 

 住宅ローンの返済期間といえば最長35年というのが一般的ですが、最長返済期間が45年や50年という超長期の返済期間を設定した商品も金融機関によっては扱っています。


りそな銀行が45年返済のローンを扱っています。

 

昨年1月から今年の3月末までの期間限定で扱っていますが、このほど期間を1年間延長しました。

 

借入の条件として『最終返済時の年齢が80歳未満』となり、『フラット35』との併用はできず、キャンペーン金利(金利優遇)も適用されません。


実際、80歳まで返せるのかと思います。


関西アーバン銀行でも50年返済のローンを扱っています。


『融資限度額は4,000万円までで、最終返済期限は満80歳まで』となっています。


各金融機関は色々な商品を企画し一人でも多くのお客様を取り込む努力をしています。


 では、超長期返済可能な住宅ローンがもたらす恩恵とはなんでしょう。

 

銀行の審査で、

①今まで、年収等の関係で、35年で借入ができなかった人(金融機関には融資条件を満たしているかの判断をするための審査があります)で、

②返済負担比率(年間の返済額÷年収)オーバーだった人は、

借入年数が増えることにより、年間の返済額が減り借入が可能になる場合があります。


返済年数が増え、(結果として)月々の返済額が減ることで20歳台の若い世代の人でも住宅を持ちやすくなります。


反面、借入期間が増えるということは『支払う金利』も増えるというjこなります。

 

金利の優遇が適用されない(金利が高くなる)など、いいことばかりではありません。


でも、超長期のローンを組み、『繰上返済をして自分のペースで返済する』というのもひとつの方法です。


実際には『繰上返済』ってなかなかできないんですよね。

 

少し余裕ができる頃には子供の学費が必要になったり、車を買ったり、たまには旅行にも行きたいですよね。


先日、量的緩和の解除が発表されニュースなどでも住宅ローンの金利引上げがよく言われてます。

 

弊社にもこれからローンを組む人、既に変動金利で返済をしている方を問わず、お客様からの相談が増えました。


金利が上がるという情報を聞いて、長期の固定の商品への条件変更(固定特約)やフラット35のような全期間固定型を考えておられる方が多いようです。


新築マンションなどは完成前に売買契約を交わしますので、引渡しは1年後になる場合があり、フラット35を含め殆んどの商品が実行金利(融資が実際に行なわれる月)が適用されるので、今の金利だけでは判断できません。


皆さんもどこかで見聞きしていると思いますが、簡単にフラット35(公庫買取型)の説明をします。

 

住宅金融公庫が民間の金融機関と提携している商品で、取り扱う金融機関によって金利や事務手数料などに違いがあります。

 

借入期間金利固定型です。

 

セールスポイントとして『保証料がいらない』、『繰上返済手数料がいらない』などがあります。

 

逆に団体信用生命保険(団信)は年払いで必要になります。


民間の金融機関は通常保証料や繰上げ返済手数料は必要となりますが、団信の保険料はいりません(既に金利に含まれています。約0.3%くらい)。

 

保証料も無料の金融機関や支払い方法で金利に上乗せ(0.2%)して支払う方法などもあります。


インターネットの普及に伴って各種手続きの手数料もネットで行なうと安くなったりします。


弊社の業務上、住宅金融公庫の方や各金融機関の方がよく来社して商品の説明をしてくれます。

 

三井住友銀行が4月17日から一部繰上返済の手数料がインターネットを利用すれば無料になるそうです。

 

金融機関は金利優遇合戦をしてお互いに首の締め合いから別のサービスを打ち出していく時期になったのでしょう。


少し前から団信にガン特約や3大疾病保証をつけたり(これは金利に上乗せしますが)しています。

 

私の記憶では近畿大阪銀行が各金融機関が始めるかなり前からガン特約のサービスをしており、年齢制限はありましたが若い人なら特約料も無料というものがありました。


これから金利上昇の気配がある中、各金融機関も独自の他社とは違ったサービスが始まると思われます。


現在の支払いに余裕があり、金利優遇がそのまま適用されるのであれば、今より多少返済額が増えるとは思いますが(金利が高くなるため)長期の固定を検討するのもいいと思います。

 

既に各金融機関とも長期の金利は上昇してきています。


逆に短期の固定を選択すると3年や5年後の金利が上昇していた場合、一気に支払い金額が増えるということが起こりえますので、ご注意ください。


金利の低い固定期間にお金を貯めて固定期間終了後に繰上返済するという方法もあります。


ただ、家族の年齢などによりお金が必要となる時期が違うので、一概には言えないんです。

 

金融機関はこのような条件変更や繰上返済の相談にも乗ってくれます。

 

シミュレーションもしてくれます。

 

長期間返済を続けていくのです。分からないことは聞いたらいいと思います。


私もお客様の借り入れの契約(融資契約、正確には、「金銭消費貸借契約」)に同席したことがありますが、全然質問しない人と細かく質問する人の差がはっきりと出ます。

 

あまりにも質問がないと私の方が心配になり、金融機関の担当者に確認することもありました。


署名捺印する書類も多く、それだけで疲れてしまうのもわかりますが、35年間払いつづけるということを考えれば、融資契約が行なわれる1~2時間なんてあっという間です。

 

できるだけ分からないことを質問し、少しでも自分に合った返済方法で契約しましょう。


「何を質問したらいいのかが分からない」それも立派な質問です。

 

そのまま担当者に言えばポイントの説明をしてくれます。

 

また、自分の人生設計(子供の年齢から学費が何年後に必要となるかなど)を話してみるのもいいでしょう。


住宅ローンについての知識なんて殆んどの人は持っていません。

 

金融機関の担当者はプロ(そうでない人も多い)です。

自行の商品でお客様に合った商品を一緒に考えることが彼らの仕事のひとつです。


個人的な意見になりますが、長い付き合いになる金融機関です。


ただ単に金利だけで判断するのではなく自分の返済計画を真剣に考えてくれる金融機関がいいと思います。


金融機関も個々のカラーがあり、そこで働く人たちは不思議と同じオーラを持っています。


私も金融機関の人と話をする機会が多いのですが、気持ちよく相談などができるところと、そうでないところはあります。(単に好き嫌いかも分かりませんが・・・)


皆さんも自分に合った金融機関と取引をしてください。